bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

「うた日記」に触発されて・・・

「夜ごと夜ごとにひとつづつ」

気になっていることをなんとかしないと・・・ 「うた日記」、4月はしばらく蕪村の俳句技法が続いていた。 4月20日(確かめた)、擬人法の項 火桶炭団(たどん)を喰(くら)ふ事(こと)夜ごと夜ごとにひとつづつ と言う句が載っていた。記憶になかったから…

ポストのうしろ・・・

三十一音の世界を幸福と感ず 毎日読んでいかないと、ゆっくり味わうということができないから、今朝は一番にミルクコーヒーを飲みながら、「うた日記」を開きました。 小池光氏の歌が続いています。 ひっそりと生馬のような夕闇がゐたりポストのうしろ覗けば…

「〜悲の器 あは雪すくひ来たるを〜」

積雪2センチくらいかな 慌ててフード付きダウンを出しました。 ついでに今朝は、滑り止めのついた長靴で出かけました。 スマホを持って出かけなかったから、こんな雪の写真になってしもうた泣 私の姿を認めると、遠くから「おはようございまあ〜す!」 珍し…

「面映ゆき記憶」

現代短歌は地中深くに入り込んでいくみたいだ・・・ 「うた日記」で教えていただいたうたから三首 小島熱子歌集『ポストの影』の鑑賞が5回にわたって書かれた中から書き出した。 やはらかきひかりのなかに頬杖をつけば面映ゆき記憶がよぎる 耳底にいまも列…

突然ですが、枕詞

「うた」は世事を超えるのです 今日から「うた日記」は新しいシリーズに入った。 数首が並べられているが、やはり、万葉集の歌がいい。 「枕詞」について考えさせられる。 まあ、有名どころ(勉強不足プラスあれこれの私にとっての話)で言えば、 「ぬばたま…

楊端和と「山女うとうと」

沢ふかく山女うとうと望の月 廣野稲 この歌、「うた日記」で知りました。 「山女」夏の季語、「望の月」秋の季語だけれど満月と捉えればよいとある。 映像を広げてくれる句だなあと、しかもその映像が、あろうことか「キングダム」の長澤まさみちゃんを連想…

どこが良かったの?「平成」

私、自分の間違いに気づいた。 「我が立つ杣に幸あれかし」と、最澄の歌の下句をこのブログに書いてしまったのだけれど、間違いを犯してしまった! あのくたら さんみゃくさんぼじの仏たち 我が立つ杣に 冥加あらせ給え 正確にはこうでした。 確かに「幸あれ…

「暮れて行く 僕を残して」2

君立つ杣に幸あれかし 昨夜、テレビにスガシカオさんが出ていて、新しいアルバムの新曲を歌ってくれた。 「若い人への応援歌みたいな・・・」という歌詞が、 二十歳前後の人たちのことを思わせてくれた。 昨日一日、庭の花壇の模様替えをしていて疲れ過ぎた…

「暮れて行く 僕を残して」

春の夕暮れ時 全山紅葉が時間に引きずられるように暮れて行く 僕を残して 中川菊司 先日、「うた日記」で知りました。 夕食の支度を終えて、暮れなずんで行く向こうの山を眺めたら、 山が薄紅にほんのりと染まっているように感じました。 花を咲かせる前の木…

逢ふや御室の〜(1)

又平に逢ふや御室の花ざかり 蕪村 「うた日記」で知ったこの俳句をとても好きになって以来、 気になることができてしまった。 中七句に「や」の切れ字が入って、こういうのを「句割れ」と言うのだそうだ。 しかし私の「気になること」というのは、切れ字の本…

たまには真面目になる

「俳句と短歌の交響」 今朝の「うた日記」から、先年の日記に飛びました。 愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子 みんなお前がわるいのだったくろがねの門のとびらの前に立つとき 岡井隆 2017年に「俳句と短歌の交響」と題して紹介してくださっています。 こ…

本の「はしがき」に感動する?

芭蕉の句に泣きそうになる・・・ 朝食のチーズトーストを食べながら、今朝の「うた日記」を読んだ(御免なさい)。 芭蕉さんの第四期から晩年に至る、主に「奥の細道」からの十八句が並んでいた。 泣きそうになった・・・・・・・ (オイオイ、ドウシタ、大…

「うた日記」は芭蕉に入りました

春の日差しです。 今日から「うた日記」は芭蕉さんに入りました。 私は山本健吉さんの「芭蕉」(新潮社)が、言ってみれば芭蕉開眼?と言ったところです。(山本健吉さんは全てにおいてほとんどバイブルみたいなものでした) 学生さんの頃、岩波の日本古典文…

深夜零時の「うた日記」

一人の楽しみ さて、短歌について、毎日日付の変わる深夜12時に「うた日記」を更新される方がいらっしゃいます。 この方のブログをほぼ毎日読ませていただいています。 現在は「あはれ」という語を使った短歌のことを書き綴っておられます。 万葉集から以降…