6時半には会議に出かける。
パパの夕食はスパのトマトソースを用意しておいたから、さっきの続き。
「今日の『春を探しに行こう』はつまらなかった。だって、僕の家の周りはいっぱい春だよ。」
こんな風に作文を書き出せないのは、子どもたちがちゃんとした日本語のリズムを刻んだ物語を読み聞かせされて育っていないこともある。
楽しかった、嬉しかった、それしか言葉で表せない。
どんな風に楽しかったか、どんな風に嬉しかったか、言葉を探せない。
持っていないから。
でも心の中には大人が無くしてしまったか、忘れたふりをしている豊かで大きな何かが広がっているのに、僕ってボキャ貧だから、
伝えられない。
伝えようとする大人は、みんなどこか他を見ていて、聞いてくれない。
私が子どもなら、不登校だろうな・・・・・・・・・