bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

ハザードマップ

この村はどこも真っ赤

真備町を浸水をハザードマップに重ねると、ほぼ一致しているという。

この村の土砂災害マップを見ると、

ほとんどの家の裏は、真っ赤!

もちろんうちも、集会所も、お隣も・・・村全部、です。

 

この村に来た23年前の夏、時間雨量74ミリの雨が降ったことがあった。

みるみるうちに川の橋桁まで水が上がった・・・濁流の勢いときたら。

 

74ミリの雨は、バケツの水をぶちまけたようで、

これが、90ミリ、100ミリとなったら、

あっという間に川は溢れてしまう。

 

避難所の小学校は川向こうだから、この川を挟んで、

お互いが孤立する。

当たり前の橋が何本もあるけれど、

山から押し出された木々でいたるところの橋が塞がれ、壊れるに違いない。

 

標高差100メートル下の集落一体も、しかり。

避難所の中学校は小高い丘の上にあるが、

片方の古い道は、以前の土砂崩れで通行不可のまま・・・

新しい立派な道は、山を切り開いてつけた道だ。

この工事を、中学校に支援員で通っていた頃、日々見ていた。

山を崩すような、天に唾する行いを、

「猛々しい」と司馬遼太郎は言ったが、

そのようにしてできた急カーブの道は、不安の上の幻想みたいなものだ。

 

避難所は両方向からの通行が可能でなければならないそうだ。

また、避難所へ向かう交通路が確保できるか。

この二つとも、アウト。

中学校へ行くには、小学校と同じように、川にかかる橋を渡る。

避難所へ辿りつくには、相当早い避難指示が必要だ。

 

以前、小中の避難所の備蓄を尋ねたことがあるが、

あとで回答が来たら、なんと、毛布もなかった。

ペットボトルケース30箱?と言ったかなぁ。。。。

問題にする気持ちが失せた。

まず、自助なのであります。

 

山向こうの人を避難させるために

民生委員の会合でも、しばしば議題に上がるけれども、

結局、自身の身の安全が確保できない。

山の道を下手に動くと、自分が危ない、

残念だが、そんな結論になる。

 

この村は、中国山地日本海側からのいわゆる行き止まりの地域。

3方向にある県道は、2つは、間違いなく土砂崩れで寸断され、

唯一立派な、標高差300メートルを15分程度で上り下りできる新しい県道は、

100ミリの雨が降ったら、ほぼ滝のように水が道を下り、

おそらくこちらも土砂崩れで使えなくなる。

ここは間違いなく、孤立する。

 

 

外仕事がきつくなってきた

昨日結局、朝方と夕方の6時間近く、家周辺の草刈り仕事で、

今日はとても疲れが出ています。

来週もう一度二人でやらないと終わらない。

次の週は集落全体の道刈りなので、

その前にどこの家でも、自分の家の周辺の草は片付ける。

 

自助と共助です。

ナント、またやってくれた!

パパが草刈機を持ち出すと、私は用心する。

なぜって、何でもかんでも、刈ればいいと思っている。

道刈りだけなら、放っておけばいいのだけれど、

家の前と、家周辺となると、

せっかく花を咲かせようとしている幼い苗も、

あっと気づいた時には、跳ね飛ばされてしまっている。

 

「ここはダメ」と指し示しても、甲斐がない。

だから、パパの草刈機の先回りをして、

花周辺の草を取って、わかるようにしたつもりだったのに、

 

ええっ、マジっすか、ホントに刈ってしまったンすか?

ねえ、黄色い小さな蕾がついていたでしょ・・・

かわいそうな、メランポジウム・・・