bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

さすがに、暑さが・・・

草刈り機の音は・・・

3時頃から前の畑で草刈り機の音が続いている。

どうせ暑いのだから、

エアコンを切って、全部開け放した。

今日は風があって、室内も29度前後・・・

 

 

昔、ここへ来た当初は、

道路を挟んだ向かいは、一面田んぼだった。

家の左横も、山から道路まで、

段をとって5枚の田んぼが連なり、

水路がそれぞれの田を巡っていた。

 

田んぼのおじさんたちは、畦の草刈りは早朝にやっていたから、

朝6時前から聞こえる草刈り機の音は、いわゆる、風物詩で、

その頃朝寝坊だった主人は、

「朝の草刈り機の音がしなくなったら、この村もおしまいだ」

と、うそぶいて、つまり、寝ていました。。。

 

そのうち順々に、左隣のおじさんが亡くなり、

一軒置いた右隣のおじさんも亡くなり、

また後を頼まれたおじさんも年を取り、

いつの間にか、おじさんたちの田んぼは、すべて畑か、牧草地になっていた。

 

トマト畑だったり、大豆畑だったりと、年ごとに変わったが、

今、家の横と前は、一面、鷹の爪の畑。。。

 

この盛夏に、日ごとに濃くなった緑の葉は一層の暑さをかきたてる。

どこか暗い緑の中に、ちらほらと赤い色が見えてきた。

 

そのうち、秋風が吹く頃には、

葉を払いのけるように、赤く熟れた鷹の爪が一面に畑を広がっていく。

あまりのその景色に、息を呑むようです。

 

 

秋が進むにつれ、

茶色く枯れていく葉の間に残された赤い色は、

どこか無残で、私は意識的に目をそらせてしまうことがある。

 

考えあぐねて、これ以上の言葉を飲み込んだ。

 

眺める人・・・

田んぼの仕事は、どこか詩的です。

単調な草刈り機の音も、

そのあとの清々しい畦の連なりも、

腰を下ろして一休みをするおじさんも、

ときどきはアイスクリームを持って、

腰を下ろして並ぶ私も、

風景の一部だったみたいだ。

 

田んぼを作るおじさんは、魅力的です。

 

本気のホンで(?)

田んぼを仕事にしているおじさんは、

絶対に、絶対に、みんな素敵なおじさんです。

 

どんふうに水を見るのか、

いつ、畦の草を刈るのが効果的か、

このおじさんたちから話を聞くのは、とても楽しい。

 

残念ながら、そういうおじさんたちは、

順々にいなくなった。

 

鷹の爪の畑で草刈り機を動かしている研修生の若者たち・・・

 

あなたたちがこんな炎天下に草を刈っているのに、

ちっとも風景が美しくないのは、なぜですか?

眺める人は、知りたいのですよ。

 

もちろん、鷹の爪、私は今日もキュウリの浅漬けに

使いましたけどね・・・