新刊本が一番に読めるよ!
こんな山の中の田舎にも、いいところがあるにはある。
まず、
朝日新聞の書評欄で取り上げた新刊本は、図書館でリクエストすると、
誰も読んでいない真新しいのが、一番に!読める。
10日にリクエストしておいた(市の中央図書館に行かなくても、
村の図書室にリクエストできる)
「ノモレ」(アマゾンの先住民のノンフィクション)が、
15日には、村の図書室に届いていた。
こちらも、あまり人が読まなさそうな、しかも、うんと高い本は
リクエストはしないし、
自分が買いたい本は、アマゾンで頼む。
ついでに、街の本屋はほぼ立ち寄らない。
朝日新聞の書評欄の新刊本は、あった試しがなく、
本屋に行く気がしなくなってから久しい。
全てのリクエスト本がさっき書いたようなことではないのだけれど、
「これ、私が、最初じゃん」って思う経験が何度かある。
ガルシア=マルケスの全集が(多分、筑摩書房)順次刊行された時、
第一巻をリクエストしたら、
多分一番に、新しいのが読めた。
毎月刊行だったから、時には県の中央図書館から届いたものもあったけれど、
明らかに、市の図書館が揃えていっているなと思わせる、
なんだか、ワクワクする、本読みの経験だった。
もちろん、ガルシア=マルケスと出会った最高の経験は、
語りつくせないのだけれど、語り合う友がいない(泣)。
あまり本を増やせない
ちょっと後悔もしているが、この全集は、
自分で買って揃えておけばよかったという気がしないでもない。
でも、ちょっと違ってきたかなぁ・・・
文庫本程度なら邪魔にはならないし、処分するにも引け目を感じないが、
単行本は、やはり、並べておくという意味をなくした(私的には、です)。
〜高村薫さんだけは、初版を必ず買うという、この心情は、説明し難い〜
何れにしても、何やかやと不満の多い田舎ではあるけれど、
こういう本の読み方に関しては、あり、です。
本屋で時間を過ごすという経験は、無理です。
で、「ノモレ」ですけれど、先日も、
未接触の先住民がいそうだという報道があった。
アマゾンて、どれだけ、大きいんだろう・・・
そのアマゾンの端っこで、ガルシア=マルケスは物語を書いた。
なんか、腰痛も、ネズミさんも、忘れてしまいそうなお話だ。
ラジオの聞き逃し「朗読の時間」で、夏目漱石の「草枕」をやっているけれど、
それで、漱石さんは語っています。
非人情の世界〜俗世間の対称物〜
今、多分、私はこのことを語りたかったのかもしれないなあ・・・