親は元気なうちは忘れられている
昨日、昼過ぎに私のケータイに
「お誕生日 おめでとう」のcメールが。
「ええ? パパのお誕生日なんですけど〜 Y子、お疲れ?」
当然パパにメールが行くかと思いきや、アマい、アマい。
「Y子からお誕生日メールなんか、今までももらったことないよ。だいたいアイツ、僕のアドレスとか消してンじゃないの?」
この娘はツワモノです。
どーせ、私からパパに何か言うだろうから、もういいモンねえ〜これにて終わり!
確か以前も、パパが仕事関係でY子にちょこっと尋ねたいことがあって、電話をしたらしいのですが、出ない・・・
翌日も、出ない・・・
一週間後くらいに「なんだったあ?」
「お前は、親が死んでも電話に出ないんだろうなぁ」
「続けてしつこくかかれば、何かあったなって思うけど、一回くらいじゃ、大した用じゃないでしょ」と、きた。
学生さんくらいから仕事をし始めた頃などは、心配で安否を問うメールすると、返事はない。余計に心配だから、またメール。
最後には「うるさい」〜だった。
このメールが来ただけでも、「ああ、生きていたんだ」と安心したものです。
パパに言うと、「うちの子に対するハードルって、すげえ低いよな」
最近はダンナの言いつけが少しは効いているのか、「りんご、とどいた ありがとう」くらいのメールはポツンと来ますです。
歩き出し、口を聞き出した頃から、なかなかのものでした。
迷子も2回、繁華街を絶対手をつながないから、無理やりパパが抱くと暴れて、メガネを壊された・・・
デパートではすぐに、「帰ろう、帰ろう」が始まって、ついには「泣くぞ、いいんだな」と親を脅す・・・
夏休みのお手伝いは「玄関掃き」。これも一週間もすればなかったことになる・・・
で、パパはある時、言いました。
「うちは、オオカミ少年とヤクザ女一匹、飼ってるようなモンだもんなあ〜」
結論から言えば、三つ子の魂は変わりません!
大人になって他人様の前ではネコ被っていても、ヤクザ女は本質的にヤクザ女なのであります。
まあ、パパの言は、一種の褒め言葉です。そういう我が子たちの個性がお気に入りだったのであります。
で、何故、オオカミ少年かは、ご想像がつくでしょう・・・