1年の締めくくりは池添騎手の笑顔
昨日勝ったお馬さんの名前は知らないけれど、池添騎手が清々しかった。
多分ちょっと泣いたみたいだけれど、お馬さんを迎える関係者の笑顔も、ああいうシーンはいつ見てもいいな。お馬さんもなんども首筋をポンポンってたたかれて、誇らしい気持ちになってるよね。
パパの言、「惨敗でした」。
普段から大穴、3連単しか買わないみたいで、硬いレース(と思う)とか、自分が全くわからない(と思う)レースは、見るだけみたいです。
惨敗というと、なんだかめっぽうつぎ込んだように聞こえるかもしれないけれど、身の丈にあった暮らしをしていますから、大きな損をしたという風には思いません。
でも、この間の菊花賞で儲けた分があるから、もしかしたら、惨敗は惨敗だったのかもしれないね?
私も稀に参戦します。
ほとんどがエピソード付きのお馬さんとか、オフクヒメ、アマネセールなんかの名前で、「じゃあ、アマネセールに500円、単勝」とか言うと、「ありえんよ、複勝にしといたら」みたいな感じです。可愛い馬券買いです。
昨日のレースに戻すと、武騎手が鼻から先頭を行ったから、このまま逃げ切りみたいな、そんなレースが見てみたかったけれど、先行逃げ切りのレースなんて、まずないみたいです。稀に、この間逃げ切ったお馬さんがいたはずだけれど・・・
競馬美学は健在か?
ずっとずっと昔、パパの先輩で、逃げ切りしかできないお馬さんを愛した人がいました。つまり、競馬をする人には様々なタイプがあって、ギャンブルオンリーの人は、パパ周りの関係者では知りません。
鼻から逃げて逃げて、最後の直線で次々越される〜怖いから鼻から先頭を走ってしまうらしいんですが、でも力尽きてしまう〜こういうお馬さんを愛する男の人は、やはり、これ、美学?
こんなことを思っていると、お決まりのように寺山修司に行き着くね。
マッチ擦る 束の間見えし 霧の海 身捨つるほどの 祖国はありや
寺山修司のことは私は聞いたことしか知らないけれど、この歌だけは、すごくいい。
青函連絡船の海を思わせてくれます。
彼も逃げの馬の悲哀が、しっくりくるような人だった?
もしかしたら、お馬さんて、男の人と似ているのかもしれないなあ。
それにしても、流石に有馬記念に出るお馬さんは、みんなお行儀がいいです。
先にすんなりゲートに入って、お利口にちゃんと最後にゲート入りするお馬さんを待っているものね。