春の日差しです。
今日から「うた日記」は芭蕉さんに入りました。
私は山本健吉さんの「芭蕉」(新潮社)が、言ってみれば芭蕉開眼?と言ったところです。(山本健吉さんは全てにおいてほとんどバイブルみたいなものでした)
学生さんの頃、岩波の日本古典文学大系で芭蕉文集は読んでいます。
合歓の花を見れば「雨に西施が〜」ぐらいは呟く程度には、まあ芭蕉さんは偉大です?(本当は蕪村がすごい!と思っているところもあります)。
ですからこれからの「うた日記」が楽しみです。
堀信夫「芭蕉全句」からお話をされるようですから、この機会にアマゾンで頼みました。
ついでに「春日井建歌集」、小池光さんの「現代歌まくら」を頼みました。
小池光さんの本はほとんど新品がありません。残念です・・・
まひるまに夢見る者は危しと砂巻きて吹く風の中に佇つ 春日井建
この歌も「うた日記」で知りました。春日井建さんという歌詠みさんがいたことさえも初めて知りました。
このうたを読んだ時、私は井上陽水の「ワンピースを重ね着する君の心は不思議な世界を彷徨い歩いていたね〜」っていう歌を思い出してしまいました。
いいのかしらね・・・
ちなみに、同世代がみんな塚本邦雄を向いていた時に、私は山本健吉さんに行っていたことになるわけで、ここら辺りでベクトルが逆向いた?時代遅れの私になっちゃった?
更にちなみに山本続きで山本夏彦さんだって、すっげえ!憧れ?なんですけど・・・