ヨレヨレのCampus notebooks
引っ越しのための片付けをしていたら、変なところからノートが出てきた。
このノート、1年前くらいに中学校に行ったっとき、
「これ、Sさんのところの娘さんのノートじゃありません?」
「教員のロッカーの整理をしていたら、K先生のらしき段ボールがまだ残っていて、その中にこのノートもあったんですが・・・」
確かに、Y子の朝自習用のノートだったみたいだ。
朝自習で何を勉強していたのやら、日付は高校受験の1月から2月!
適当な勉強のフリ満載のノートで、しかもK先生は毎日目を通して、よくぞ!付き合ってくださったと、頭が下がる。
で、このページ、クドカンの映画「ピンポン」の1シーン。
朝ごはんを食べながらpcで覗き込んでいるような入れ込みようで、セリフをほぼ覚えていたみたいだ。
「しぐ」を五段活用させて
しぐ しが(ない)、しご(う)、しぐ、しぐ(とき)、しげ(ば)、しげ!
おかしい、何語じゃ!
先生、「それ、どこかの方言ですか?」みたいな・・・先生もお気の毒🙏
ゆとり世代は先生との距離が近かったような気もする。先生にもゆとりがあったんじゃないだろうか。
今、中学生の自主学習ノートを見ても、こんなおふざけはまず見当たらない。
何しろ「自主学習ノート」のコンテストがあるくらいのモンですから。
放課後学習教室で「今日の自主学習、何したらいい?」とか頼ってくる子もいるから、
ちょっとめんどくさいもあって、お財布から千円札を出して、
「野口英世の正確な模写してみたら? で、したことをまとめるとか・・・」
誰も乗ってこない・・・さみしい・・・真面目すぎる・・・
ある時は石川啄木と若山牧水の、私が覚えている限りの短歌を口ずさんで、しっかりノート3枚分の自主学習にさせちゃった!!!
先生には「調べ学習をしました」って言える女の子ではあったから、これくらいに適当をやれる余裕が子どもたちにあれば楽しいのになあ〜と思う、過去のおばさんではあります。