bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

道は真昼へつづく 2

今朝はいつもより早く登校班の集合場所へ

普段、私より先に2人くらい来ている。

今朝は私が一番乗りだった。

役場前の気温計、14度。

 

4月には7時30分になったら2班は交互に出発、で始まったが、5月には先に集まった班から出発ということになったらしい(校外班会で子どもたちが取り決めたか、イマイチ判然としない)。

 

25分までに集合で30分出発が原則の時は、「謝罪会見ごっこ」(?)が始まったこともあって、それはそれで問題だった→一応、私なりの対応はした(謝罪会見させられた子はどんな気がする?って聞いた。誰だって遅刻することはある)

 

で、1班さんの班長は、ちゃらんぽらんが過ぎることがある。

今朝も来てすぐ縁石に腰を下ろして、手のひらでダンゴムシを転がしている。

「学校まで手のひらに乗せてたら、ダンゴムシさん弱っちゃうよ。あなたたちの体温は37度近くあるんだから」

「ムシダンゴかあ〜」(あっぱれ!)

ムシダンゴのギャグが受けて機嫌良くなった彼は、川べりにの草むらまで行って、ダンゴムシを放免した。

 

低学年の頃から我が道を行くタイプではあり、それが彼の好ましいところだったが、班長さんの立場では班長さんの責任は自覚してもらいたいという気持ちが、今朝の私には強かった。

 

人数が揃った1班さんが、先に出発する。

口を出して出発させた。

「昨日の事件は知っているよね。あんな怖いことはこの村では起きないけれど、この前、歩道で待っている保育園の子供達に車が突っ込んできた事故は知ってるよね。

班長さんは後ろ向きに話しながら歩いたりしないで、ちゃんと前を向いて歩こうよ」

班長は、後ろだって見なくちゃあいけないんだよ」

「副班長さんに後ろからちゃんと列を見てもらおうよ」

 

納得したのかしなかったのか、お返事なしで出発なさいました。。。

 

 

で、行く道々、いつもは楽しくおしゃべりしながら歩いているのに、今日は観察した。

 

道沿いに建築中の家があり、その先がカーブになっている。

現場沿いには車が数台止まっているから、進行方向の車は車線を膨らんで走ることになる。

対向車線の車も建築中の現場を眺めながら行き過ぎたりしている。

もしこのカーブのところで車同士が運転を誤れば、確実に縁石を超えて歩道の子ども達の列に突っ込んでくる。

 

こんな村の道でも、朝の時間帯はそれなりにひっきりなしに車が行き交っているのだ。

私がいてもどうしようもないことだけれど、どこかに何がしかの危険が潜んでいることだけは自覚しておこう。

 

ついでながら、児童生徒で平熱が35度台、あっても6度くらいの子が増えているみたいだ。

ダンゴムシの件でいつもは必ず反論する彼は、「僕らの体温はそんなに高くないです」と言わなかった。さては知らなかったな・・・

 

夕べパパは言いました。

「う〜ん、熊スプレーを持って歩くっていう手があるなあ。あれは10メートルくらい飛ぶらしいから」

「水筒みたいに首からぶら下げて?」

「無理だな、ム◯◯で固まる人には。とにかくテロには何もできない」

 

しんと向かう真昼へつづく暗い道。

彼らがそういう道を見ることなしに、毎朝、ワイワイガヤガヤと登校して欲しいです。