bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

いい本がないと愚痴るのは、老化?

なかなかに この世をば 憂しと思へども・・・

このような歌は、ありませんでしたかねえ〜すみません。

 

アレコレ、あっちゃこっちゃ、世事に紛れて数日過ごして、久々に「うた日記」を開いたら、二つ、教えていただきました。

 

  おしかへしものを思ふは苦しきに知らず顔にて世をや過ぎまし

             新古今集・藤原良経

  花見ればそのいはれとはなけれども心のうちぞ苦しかりける

             山家集西行

 

どちらの歌も、とても素直に1人ぽっちの心情を表現しているように感じました。

藤原良経は好きな人ですが、その理由は、摂政太政大臣であり、藤原という家を一身に受けて世を過ぎねばならぬ人が、ポツンと歌に吐露する、というか、自ずとその孤独が歌に表れるというか、それが新古今集の膨大な歌の中でも、私のような者にもキラリと光って感じられたのです。

 

新古今集に特徴的な技巧巧みな歌も詠んでいますが、それはそれで別の顔を持っているということでしょう。

万葉集大伴家持がそんな感じがします。

 

求めよ、さらば与えられん・・・

さて、宮城谷昌光さんの「呉漢」を読みました。

読後感を述べようもないのですが、レビューをいくつか読んでみたら、やはり同じような感想を持たれた人もいます。

 

昔の作品のワクワク感、引き込まれ感が懐かしいです。

 

「なんか、最近の本は、読むに堪えない」みたいな、とんでも発言をしたら、

「それは、頭が固くなっているからです。老化です。新しいものも読まないとますます老化します」とうちのおっちゃんがのたもうた。。。

 

本当にそうなんですか?

 

先日、ある街の改装した小さなホテルに行きました。

床材、壁、客室の家具も全て木で内装が施されているホテルです。

そのホテルの大浴場(温泉)のレストルームに、本を並べたコーナーがありました。

写真集や単行本、新書版、文庫本、ジャンルにこだわりはないようでしたが、

どの本も読みたくなる本ばかりでした(メモった)

どなたが選書なさったのか、知りたかったです。

        *MASCOS HOTELと言います。

 

地方都市の本屋さんや図書館、頑張っている所はあると思いますが、ここはそうではありません。

残念です・・・→人のせいにするな!→求めよ、さらば与えられん!