海の見える函館の坂
函館 大三坂の朝 向こうを横切るのは電車通り
二泊三日で函館に行ってきた。
夫の実家の家が残っている。
義母が札幌へ行ってから8年余り、短期貸しでそのままにしておいたが、リノベーションして、私たちの老後の住処にすることを決めてから、2年近くが過ぎた。
リノベの相談をしてきたのが、函館の旧市街の歴史的建物をリノベーションして街の再生を企画している若い設計士さんだった。私たちの家は大したこともないが、いよいよリノベに取り掛かってくれることになった。
夫の実家は五稜郭からさらに10分くらい北へ行くので、この坂のような景色は望めない。
このことで夫は函館移住を逡巡した。家からの景色は大切だが、これは諦めた
予算が充分にあればの話だけれど、そうもいかないから、設計士さんにご苦労をかけることになる。
老後の住まいであること、長い冬を過ごすことになるので、断熱が優先順位の一番。
プランの段階で、「家には玄関や玄関ホール」という建前を頭から取り去ってみたら、土間や薪ストーブの選択肢が可能になった。
薪ストーブの3年ものの中古を設計士さんが既に確保、ありがたい
平屋の間取りもそれなりに変更するので、現地でプランをもとに具体的な相談をした。
なんとなんと、さすがに自分家も常盤坂の築100年の家をリノベした設計士さんだったから。。。
「この、窓は使いましょう」
「このドアも使えます」
「物入れの引き違い戸は、この押入れの戸をそのまま使いましょう」
言われてみれば、確かに昭和の和室の窓は風情がある・・・だんだんと彼の言わんとしているイメージが、私たちにも理解できてくる。
一番のびっくりは、玄関ドアをそのまま再利用だったこと!
う〜ん、確かに・・・それもありか・・・
SMALL TOWN HOSTEL Hakodate
今回函館で泊まったSMALL TOWN HOSTEL Hakodateなどは旧建物をリノベーションしたホテルで、なかなかに居心地が良かった。
随所にリノベのセンスが感じられて、私たちの家も楽しみになった。
さて、実家の家は1年近く放っておいたので、立木が大変なことになっていた。
まずはこの立木を撤去して、外構から始まる。
外から家が丸見え状態になる。
「米軍ハウス風のフェンスはどうです?
自分でできますから、子どもさんやお孫さんたちと作るのも楽しいです」
う〜ん、「ソレ、いいですね」とは言ったものの、無理無理!!!
東京から息子家族や娘夫婦が大集合する方が、散財になりかねない・・・
さて、どのようなことになりますことか。。。。。。