真似っこコースター
中途半端なこの自由時間を、私は刺し子に行ってしまった・・・
生地は手持ちの残り布で、やはりデザインというか、感性が要求されて、感性に乏しい私は次々とボツ・・・これでもまだマシな方を完成品とする・・・お恥ずかしい限り・・・
手始めは、刺し子のコースターのキット
ここらあたりは無難にクリア、いたって普通のコースターです。
続いて刺し子の基本、花ふきんに突入するのは自然の成り行きです。
洗ってアイロン掛けをしていますが、やはり基本の「き」、つまり糸のしごきがいい加減だったと見えて、仕上がりがイマイチ・・・
まだ自分で図案の線引きをするほどの心構えがなく、またまた「一目刺し」の「角亀甲つなぎ」のキットで粛々と針を動かすのです・・・
図案の書かれたキットは初心者にはありがたいですが、説明書はわりと手抜き?痒いところには手が届かないような、そこでユーチューブのお世話になります。
ノリの効いた晒し布は刺し子用の太い針は通りが悪く、紋様が細かくなるにつれて、肩こりしてきました。
昨夜、おとなしく針を持つ私に、思わず夫が問いかけました。
「それ、どこが面白いの」
私、・・・・
「例えばさあ、なんか絵が浮き上がってくるとか、暗号がかくされてるとかさぁ」
私、・・・・
「何に使うの、それ」
私「1200円のキットで、楽しんでるんだから、それでいい。多分、あと数日かかる」
「刺し子って、コスパがいいんだなぁ。
競馬ときたら、1分何がしであっという間に消え去る僕のお金・・・」
刺し子をコスパで計った夫は、実は甘い・・・
刺し子の奥は深いのを、君は知らない・・・
ハマれば、次々と新しい布や糸が欲しくなるのは、自然の成り行きであることを、君は知らない・・・
本当に刺し子にハマった人は、相当つぎ込んでいると思います。
刺し子の布バッグとか、小物入れとか、布や糸にはこだわりがあって、この辺りでは手に入らない布です。
おまけにピンタレストに載っける作品に行き着くまでには、相当な無駄な布や糸を消費したに違いないです。
ちなみに、藤井聡太君の将棋をアベマで観戦しながら針を動かす、至福の、私の、時間