bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

さてどうしましょうか、ツバメさん?

どうしようか・・・ツバメさん

 

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子どもたちが「早く、早く」と私を待ち受けていた。

ちょっとしか飛べなくて、みんなで周りを取り囲んでも、キョロキョロ見回すばかりの幼いツバメ。

「他の大きい鳥にやられたんだな」

 

出発時刻を過ぎてしまって、結局、私、公民館の倉庫に忍び込んでダンボールを持ち出した。

「助からないかもしれない。でも、みんなで見てあげながら死んじゃうんなら、その方が幸せでしょ」

 

「自然がいっぱいだから、毎日こんなことが起きるんだね。」

5年生のお姉さんはそんなふうに言いました。

 

「小さな命を持ってるんだから、絶対に落とさないでよ」

4年生のTくんは言いました。

 

さて、学校橋で迎えた校長先生です。

案の定です。一切、躊躇はなかったです。

「学校には鳥は持ち込めませんね」

 

小鳥どころか、カメさんやイモリ、おおよそ子どもたちの反応はいつも微妙だ。

積極的に「僕たちのクラスで見るよ」という声は上がらない。

大人の反応を子どもたちはよく知っている。

 

「命を大切に」こういう授業って、子どもたちにはどんなふうに届いているんだろうか。

 

そういえば、思い出したなあ・・・

「3年間、あんなに一生懸命やっていたテニス、インターハイにも行けなかったんですよ」

高校3年の時、息子の担任はこう言いました。

「せっかくハイクラスに上がったのに、成績がちっとも上がりません」

このようにきついお叱りを受けた後の発言でした。

 

帰りの車を走らせながら、私は涙が出て困りました。

ああいう大人に囲まれてMは3年間を過ごしたんだ。

あの子はみんなと一緒に何かをするのが好きな子で、インターハイに出るのはそのおまけなだけ。

 

 

学校に行かせない、行きたくない、こういう選択を、私は「アリ」だと思っている。

全ての教師がそうだとは言わないが、自分が子どもだった時を忘れてしまった大人が、現場で子どもたちと過ごしている。

学校は管理の場所みたいになっているから、息苦しいよ・・・

 

休み時間にツバメさんとお話ししたりできるのが、「命を守る」授業じゃないのかなあ・・・

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  帰りに、田んぼに出ていたMさんからもらった乾燥草、とてもいい状態の草です、さすがだね!

 

このままうちの玄関にこうしておくわけにはいかない。

さて、どうしましょうか、ツバメさん?

廊下の向こうから、チュンチュンって、聞こえてきます。