リノベ鬱って、おかしくない?
こんな山の中でも相応にコロナ対応があるから、いわゆる「コロナ鬱」?の症状は私にもある。
何を隠そう「リノベ鬱」が輪をかけて私のここ1年を襲っているのだから、秋晴れの青い空にも憂いを覚えるのは、「熊の魂」の故というのはお門違いだろう。
三人寄れば文殊の知恵、これは、古家のリノベには通用しない。
三人寄れば三者三様の好みや、計算や、言い分があるのである。
この三人というのは、私、夫、建築設計士さん、この三人である。
建築設計士さんにはなんの落ち度もない。
要は、夫と私には好みの大きな溝があって、はたまた、社会的なコミュニケーションの方法にも非常に違いがあるものだから、ここらあたりから不都合が生じている・・・
例えば、「システムキッチンは嫌なんだよね」と、最終的な設計ができてから言い出した夫は、よくよく反省してもらいたい。
設計士さんは、えっ、マジっすか、ここへきて、みたいな話ではあるが、ちゃんと付き合ってくれた。
もともと彼にも好みがあるのは当たり前だから、こうしましょうか、ああしましょうか、の問いかけに私は大きく揺れ動き、その度に夫にお伺いを立て、相変わらずいい加減な返答にも十分忖度し〜の・・・・。
くれぐれも言っておくが、システムキッチンは英知を集めて「愛」を込めた代物なのである。
それを捨てるなら、相当な面倒を抱えることになるのだ。
もちろん、そういう面倒を楽しむ人もいる。
そういう人はきちんと自分のスタイルを持っている人だね。
私は悩みます。
どこに鍋釜をしまうの?どこでザルやボールは水切りするの?
スタイル以前に、実にみみっちい話に落ちてゆく。
選り取り見取りのワゴンやダストボックス
左のワゴンはイケアのワゴンに違いない。
しかし右の、ダストボックスだと思うが、こういうのはどこで見つかるのでしょうかねえ。
山の中に住んでいるので、ここ何年もこういうのは見たことがない。
それに、おそらく輸入モンで、私には買えないお値段かもしれない・・・
でも、こういうゴミ入れだったら、懇切丁寧に仕分けして、美しく捨てさせていただけて、新しい家が楽しみになるわけで。。。
この写真はずっと以前のテレビドラマの部屋の一部。
私が自分の部屋はボヘミアンな感じにする、と言ったらAさんが教えてくれた。
「ボヘミアン・・・って・・・」
設計士さんも、夫も、それ以降、私の部屋に関しては何も口を挟まない。
要は、ごちゃごちゃしてカラフルな部屋が好きなだけで、ホントのボヘミアン風はハードルが高すぎる、このことはよ〜く知っている。
要は、家は出来上がっております。
あとは何を入れて、いつから住むか、それだけです。
それなのに、いつ行けるか、確実な話になっていません。
この春咲いた白いハナミズキは、おそらく来春も主人のいない庭で咲くでしょう。
部屋の話ではなくて、私の心はボヘミアン。。。
そういえば、昨夜Sちゃんの家の横の柿の木に、子グマが登っていたとラインが来たって、Sちゃんが言っていた。
O女史も「夕べは一晩中犬が鳴いて」と言っていた。
檻にかかったクマは母熊だったそうだから、子グマさん、あなたもボヘミアン?