ガンバレ、ミラジーノ!
昨日の日曜日は、朝8時に家を出て、峠を三つ越え、谷を縫う川沿いを走って、ある講演会に行きました。
この藩の(おお〜、藩ですか!)江戸時代の「年貢割付状」のお話を聞かせてもらいに行ったのです。
しっかり霜の降りた朝だったので、山道の日の当たらないカーブ(カーブばっかり)は要注意です。
写真のように落ち葉が降り積もった上でブレーキを踏むのは非常にまずいです。
ミラジーノは3速にして下っても、急カーブを曲がっている間にあっという間に60になります。
こういう場合、ミラジーノ君には申し訳ないが、インプレッサは自動ブレーキがちゃんとかかるから、安心して曲がることができるのであります。
しかしながらインプレッサの機能?をよく理解していない私が、しょっちゅうブレーキを踏むのがお気に召さない夫は、山道を私が出かけるときは「あっちの方がいいよ」と仰せです。
でもだ、こういう山道を走るミラジーノ君もわりかしお似合いではあります。
なにも街中を走るミラジーノばかりがかわいい訳ではありません。
で、「年貢割付状」です。
江戸時代の藩のお役人は、あれは武士というより、官僚体制のお役人ですね。
昨日のお話から、そのことがよくわかりました。
実に細かく年貢徴収制度を作り、その制度の運用も、状況に応じた「定免制」の実施も、能吏?というのですかねえ。
そりゃあそうだ、お百姓さんが働いてくれる環境づくりをしなかったら、お侍さんも食べていけなくなる訳で・・・
お百姓さんのお陰で自分たちが食べられていることを肌身に感じていたからこそ、あのようにきめ細かくセーフティーネットを考えたのでしょうねえ。
けれども官僚体制の弊害? あまりにもきめ細かく制度を作り出したために、制度に縛られて融通が利かなくなって、そのセーフティーネットが有効に機能しなくなるという状況は今より大きかったかもしれないと思いました。
なんかこの辺り、今の世の中の様相と比べたら、どんなもんでしょうか。
「無私の日本人」とか「天災から日本史を読みなおす」「武士の家計簿」など書かれた磯田道史さんは、今社会のことについてはどのように思っておられるのでしょうか。。。
まあ、ちょっと関係ないかもしれません。
司馬遼太郎さんの「オホーツク街道」でも、地方の教育委員会の専門員の方や、在野の研究者の方のことが、本当にたくさんたくさん書かれていました。
司馬遼太郎さんがそういう方々に心からの敬意を持っておられたことが特によく伝わるのが「オホーツク街道」です。