NHKカルチャーラジオ「歴史再発見」
10月半ばから始まった「朝鮮半島から見た『古墳時代』」は11月24日で8回目になっている。
聴き逃しで聴くので、私の場合、遅れが多々あって。。。
7回目で、講師の高田貫太先生(国立歴史民族博物館准教授)が話された言葉は、すごく清々しかった。
日朝関係史を研究する上で三つの課題がある、と。
その中の3番目、
「朝鮮半島と日本列島の関係の本質は何か」
「60、70年代に学校で教えられた日本列島から見た朝鮮半島」という視点しか持たない私たち年代には、本当に、悔い改めよ笑と案に諭されたようであった。
高田貫太、 40代半ば?
こういう若い研究者たちが喜々として韓国の研究者たちと一緒に発掘作業をしたり、古代の日朝関係を論じたりされているのを想像すると、明るいね。
で、下の町の図書館で、たまたま通りかかった新刊書のコーナーで見かけたのがこの本で、当然読みたくなりますよね。
「海から読み解く日本古代史」(近江俊秀著、朝日新聞出版)
これが意外とハマってしまった🙇♀️
刺激的なわけです(私が無知なだけで、もしかしたらみんなは当然知っていた・・・)
4、5世紀にやっとこさ畿内で倭王権がその形を成しはじめた?頃に、それ以前からもうすでに関東以北との活発な交流があって、一方でオホーツク方面からの南下の交流もあった、なんてことを発掘調査から考えておられるのです。
このことも先の朝鮮半島との交流も絡めて想像すると、学校で教わった「蝦夷」という言葉に抱いた罪深さ?が思い知らされる、というわけです。
続けて借りて読んでいます。
「境界の日本史」(森先一貴 近江俊秀共著 2019発行 朝日新聞出版)
「日本の古代道路」(近江俊秀著 2014年発行 角川選書)
(あのお〜自分で買いなさいとも思うのだけれど、我が家は1年以内に終の住処へ引越しの算段となっているので、いかに物を減らすかを常に考えながら今を生活しているという状況なんです・・・持っていく本はすでにダンボール詰めになっています)
近江俊秀、1988年学部卒 50代前半
森先一貴、1979年生まれ 40代前半
高田貫太さんも40代?なわけで、楽しみですね!
ちなみに、田舎の街の図書館では、この3冊とも、まだ誰も読んだ形跡がなかった。都会の図書館ではありえない話ですよね、きっと。これをラッキーというべきか、微妙な・・・