今朝はよく冷えた
朝集合の空を子どもたちと眺めました。
「iPhoneじゃないんだね」
小学6年になれば、見るところをちゃんとおさえる。
Android携帯で撮った今朝の空
でもって、3年生くらいだと、まだ非常に可愛いのであります。
小学校の読み聞かせで、「黄泉の国」を読みました。
○○くん「あっ、ぼく、そこに行ったことがある」って、思わず口にしたのです。
高天ヶ原!!!
「マジで?」と、私も思わず!口に出ました。
○○子「タカマガハラに行ったことのある人はいないよ。」
△△子「空の上にあるんだから。」
女子はさすがに大人です。
「この間、イナバのシロウサギを読んだから、○○くんはなんか夢を見たのかもしれないね。
タカマガハラは人間が生まれる前に神様がいた国だよ。その頃のお話だから」
ふるさとの面目、丸潰れ?
「因幡の白うさぎ」というおまんじゅうがあって、山陰地方ではテレビコマーシャルも流れます。
ですから「因幡の白兎」と言えば、普通にこのおまんじゅうを思い浮かべるみたいです
あるいは、「ガマのホ」がなにかを知らなくて、「ガマの油」と勘違いしていた40代の先生もいました。笑い話。。。
「ガマの穂綿にくるまってえ〜〜うさぎは元の白ウサギ〜〜〜」
10年前にはガマが生えているところが、まだ残っていました。
本当に、あの穂からは真っ白い穂綿が、大量に!ふわふわ、ふわふわ、出てきます。
大国主命に教えられたように、赤裸のウサギも、あの穂綿にくるまればきっと良くなったと思われます。
古代の山陰の湿地帯、至る所にガマが見られたのではないでしょうか。ちゃんと出雲神話に表現されているのですね。
で、私は別に「ふるさと教育」のためにこういったお話を子どもたちに読み聞かせているのではありません。
この地方ではとにかく子どもたちは神楽が大好き、保育園から神楽舞をしますから、スサノオノミコトやヤマタノオロチのお話を読めば、よ〜く聞いてくれるからです。
いまどきは20分の読み聞かせに我慢のできない子が多いかもしれません。
不思議な物語を「不思議のままに心におさめる」、そういうことができかねるようです。
従って、あえて古いお話を読みます。