bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

意外なところに「悩みのるつぼ」

この間から気になっている。。。

胸の内に収めておいては精神衛生上、良くないと思います。

 

12月5日土曜日(おお、一週間近くも前の話)、朝日新聞「be」の「悩みのるつぼ」にこのような相談者がおられました。

「母の敵意を急に意識した」(女性 40代)

「私は一人娘で父にはとても可愛がられました。しかし、母からはー。」という書き出しで、子どもの頃のことが、いくつか書かれていました。

 

お母さんから愛されていなかったのではないか(さらにそれはお母さんから自分に向けられた敵意だったのではないか)、という思いが40代になってムクムクと湧いてきて、この女性を悩ませているのです。

 

ふ〜ん・・・

 

「母と二人で旅行中に寝台列車の上側のベッドに一人で寝させられ、夜中に床に落ちたこと〜」

確か私も、小学1年の娘を寝台列車の上側のベッドに寝かせ(どうしても上で寝たいと娘が言い張った)、娘は夜中に落ちた。落ちはしたが寝ぼけたまま、また上に上がって寝ました。

 

「小学生の頃、白米が敷き詰められただけの弁当を一度持たせられた」

私なぞは、娘のお誕生日の夕食がチャーハンだった。多忙に紛れて忘れていただけです。

 

「急斜面の途中で運転席の母がサイドブレーキをかけずに自分側のドアを開け、ご近所さんの郵便ポストに回覧板を入れようと身を乗り出した時、左足がフットブレーキから離れて母だけ車から出た状態で車が坂道を下っていったこと〜(幸い車は塀に激突するだけで難を逃れた)〜」

私は後部ドアをバンと閉めて、小指を挟まれた幼い娘がギャアと叫び声をあげました(幸い骨は折れていませんでした)

 

相談者の彼女が思い出してあげたのはこの三つです。

まあ、上手に伝えることができない他の例もあったかもしれません。

 

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ふ〜ん・・・

もっとたくさんのエピソードが私と娘の間にはあります。

ちょっとシュックを受けました。

してみると、我が娘もこのような思いに悩まされているというか、母を恨んでいるというか、つまり、自分は母親から愛されていなかったと思っているのではないかと、今度は母である私の方が「悩みのるつぼ」にはまってしまったのです。

 

そうしてアレコレ、

長じた娘とのやりとりが、どこがぎこちないというか、

娘の気持ちがよくわからないというか、

娘から疎まれているのではないかというか、

どこか気持ちが通じ合わないというか、

娘も私に甘えてこない?理由はこんなところにあるのかというか、点々・・・

 

確かに私は猫可愛がり?する母親ではありませんでした。

あるとき、「子どもは神様からの預かりもの」と急に思われて、自分の「もの」ではないと思いました。

ですから、遊びに出かけても、夕食時に「今日は楽しかった?」なんて子どもに向かって聞いたりしたことは一度としてありません。

 

「あの頃の自分が泣いていませんか」

回答者の清田隆之さんは上手にお答えになっていました。

この「悩みのるつぼ」は回答者さんのお答えに読み応えがあるのです。

「今なお泣いているかもしれないあの頃の自分を最初に抱きしめてあげられるのは、相談者さん自身を置いて他にいないと思うのです。」

最後にこのようにお書きになっています。

 

私は思います。

「今なお泣いているかもしれないあの頃」の娘を抱きしめてあげられるのは、Sくんだけです。

私は私で、「非常に扱いにくい、めんどくさい」娘を、静かに優しく守ってくれているであろうSくんに、ただただ願います。

そうして私に芽生えた「悩みのるつぼ」はどうなるのでしょう。。。

 

ふ〜ん、

逆バージョンで相談者になるという手もあるか。。。