忘れたふりして半年あまり
心のどこかに引っかかっているけれども、知らんふりしていることって、誰にもあることじゃないかとも思うが、私だけのことかな?
終の住処と決めてリノベをした函館の家のことだ。
昨年末にはほぼ工事を完了して、本来なら引っ越しの段取りをいつしてもいい状態になっている。
夫の、仕事上の片付けがはっきりしないというか、私からすれば、どうしてそう曖昧なの?という状態で、おまけにこのコロナ!ときていて、Y子は「山にこもっている方がいい」と言ったが、これは正解でもある。
つまり、私の気持ちは、「袋に詰めて」「縛って」「仕舞い込んでしまった」状態にしてある。
心の状態を守る防衛本能?だと思う。
ところで、3月末に、夫はやっと「来年の3月にはちゃんと辞められる」と、確かにこう言った。
さんざん引っ張られてきたわけだから、ふ〜ん、とりあえずそういうことか、みたいな反応しか湧かなかった。
(これって、お付き合いの長い二人が、さて結婚するか、そんな時の感じがそうじゃないかと思うよ)
先日久しぶりに建築士さんから電話がきた。
「お客さんにS さんの家の台所をお見せしたいのですが、良いでしょうか?」
どうぞどうぞお好きなように。
で、いつ、来ます?
次の春の今頃には。
建築士さん、笑いましたね。
そうですかあ・・・
ハナミズキが二度、主人無しの住処に咲く。
というわけで、忘れたふりをしていたリノベの話をしてみるかな・・・
キッチンは非常に悩ましい(システムキッチンは嫌だと夫が言ったので)
この棚だって、こういう棚を取り付けるのががあまりお好きでないように(私には)思われた建築士さんに、すがりつくように頼んで取り付けてもらった棚だ。
(普段使いの食器などを並べる)
この棚の下部は幅60センチあまりの作業台が端から端に取り付けられている。
(ここも扉なしの丸出し。半分ほどは棚を取り付けてもらうように、これもすがりつく思いで半年前にメールしてある)
この反対側が、toolboxに発注した艶消しステンレスの調理台になっている。
こちらの調理台も下部は丸出しの状態なので、したがって悩ましい・・・となる。
つまり、ワゴンやら、ボックスやら、収納の仕方に思い悩むことになるのは、普通の女の心情ではないか、違ってる?
丸出しですよ、キッチンの諸々が。
「布を垂らすとか、ダサくない?」夫の言。
そいうえば建築士さんの家のキッチンも、丸出しだった。
カーテンとかも、この約2名の男子は必要と思っていない。
フライミーの鏡が・・・
センスのある人なら、この洗面所をなんとか自分好みに仕上げるのは楽しいだろう。
私には無理、無理。。。
歯ブラシ置いたり、ドライヤー下げたり、タオル掛け、諸々・・・
どこにどう置くんじゃ!
なんかシステムキッチンのコマーシャルで「ハイ!愛です」っていうのがあったような。
別に約2名の男子に「愛がない」と言っているわけではない、悪しからず。
「愛」の話ではなく、「好き好き」の話だろうから。