久々のはてなブログを書いたら、ついでのも一つ。
ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」なんだけど、
これは夫が療養中に読んでて、「こういうの、あなたも読んだら?」って渡してくれてた本だ。
やっとこさ読み始めたんだけれど、私みたいな世間知らず?には衝撃的だった。
母ちゃんの子供に対する姿勢がいいなあ。
私、こういう母ちゃんじゃなかったから。
それに、子供達の教育環境、日本のあまりの生温さ、貧しさに合点がいった。
学校に行きたくない子は、無理に行かなくてもいいんじゃないかって、今の学校って、そんなふうに思わせるところがあるんだよね。
この本に関して、も一つ、いいことがあった。
私がテーブルに読みかけのこの本を置いていたのを、私の家に宿題をしに寄る小6のT君が見たんだね。
本に書いてあることについて、ちょっと彼に話してあげた。
それから1週間余り経って、昨日、こう言った。
「ぼく、図書券が余っているから、今度本屋に行ったら、あの本買ってみようかな」
学校でも、先生方が気になっているちょっとした障害があって(障害と言っていいのか、これにも問題あり)、本読みとか、すごく苦手なんがけれど、彼の中にそういう気持ちが生まれた、あるいは、ちょっと自信が生まれた、そんな発言だったよ。
本はあげてもいいんだけれど、彼が自分で本屋に行って、お母ちゃんたちの前でその本を探して、自分の図書券で買う、こういう行動は、お母ちゃんたちにもいいことなんだ。
宿題を見てあげるだけで、時間があれば、おやつを食べながらキングダムの話とか、オセロゲームとか、そんなことをしているだけだけれど、
この3年間は、彼から昨日の言葉を聞くことになる3年間だった、それでいいんじゃないかと、そう思った。
少年たちに、幸あれかし!
おっと、「友だちのうちはどこ?」、あの子たちにも幸あれかし!
あの主人公の子のその後を探しに行く映画がある。今度はこれを観る。