S先生は、空気読まないからなあ〜
2年前までは、村の小中学校に、
学校支援員で午前中だけ、行ってました。
教室の後ろにいて、
手助けが必要な子に、お手伝いとか、そういうのをします。
で、さっきの続きから、思い出した。
中学校の3年教室、
数学の授業で、急に先生に当てられた男の子が、
首を伸ばして右、左を見て、慌ててたから、
「お前、バレリーナじゃないんだから」って先生が言うから、
お手伝いに寄った私が、思わず、
「先生、男のバレリーナは、バレリーノって言うんですよ」って。
先生はちゃんと返してくださいましたが、
数日後、この教室の男の子が、
「S先生は、空気読まないからなあ〜」って、言います。
つまり、先生に向かって、はむかっちゃ、イカんのですよ。
ああ? オマエ(これ、心の中で言いました)、
空気読まなくていいから、因数分解、ちゃんとしろ。
この子、ついていけない授業では、
コンパスやシャープペンを分解なんぞして、
いい子にしています。
この健気さというべきか、覇気がないというべきか・・・
まあ、素直で中3にしては声をかけやすい子で、よく話しました。
廊下でスレ違いざま、
「S先生、今日はババアになってるよ」とか、
まあ、なついているというか・・・
空気読みごっこに疲れ果て、
一人になることを選択する子もいます。
休み時間に「坂の上の雲」を読み続けてる女の子もいれば、
「舟を編む」なんて、粋な単行本を読む男の子もいます。
こういうのを見ると、嬉しいですね・・・
ちなみに、高1数学で赤点とった私ですが、
その後、ほとんど独学に近い状態で勉強しましたから、
中学生の数学や英語はほぼ完璧に大丈夫です。
英会話はできませんです、文法だけです。