その土地の木を最後まで、あるいは繰り返し使う
リビングのカウンターやキッチンの作業台の板の打診が来た。
北海道産のナラ、タモ、クリとかの広葉樹で、色々見積もりに書いてある。
こういう広葉樹はカンナなどの加工賃も入ってくる。
予備室とキッチンの作業台とかは集成材でいいんじゃないかという私の意見も、夫は聞くには聞いたが、その日は寅さんみたいに「これにてお開き」となった。
翌日、夫曰く
「集成材はあとは産業廃棄物になるだけだぜ、いいの?」
「広葉樹を使っとけば、あとで家を壊したって、T建築士が、再利用するだろ」
私も一晩経てば、自然木の方がいいかなというふうに気持ちが変わっていた。
なおかつ、雨ざらしで、節とか目立つ材だと値段が下がるという。
アマ→どうやら雨ざらしの材、ということらしい
カンナをかければどうってことないし、そういう材を使ってやらないと、木がかわいそうだと、夫は言う。
夫や、建築士さんがアマでいいと言うのだから(思うに、多分に趣味の問題も入っているような気がしないでもない)、私の出る幕ではない。
ちなみに、彼は自身の家も築100年の家をセルフビルドしながら暮らしている。
すごく、楽しそうというか、二人のおチビちゃん達がああいう家で育つのはいいなあという気がする。
キッチンをシステムキッチンにしないでセルフビルドすることになった、って前に書いたけれど、
これは間違い。私たちは自身でDIYするわけじゃないので、造作キッチンになるということ。
これで、予算が見えなくなった、というわけ。
既存の窓を、サッシ窓のうちに使ってくれたり、部屋のドア、キッチンとリビングの引き戸も昔のままのものを再利用してくれているのは、彼の主義主張でもあると、何となくわかってきた。
昭和の窓ガラスは雰囲気がいい
すりガラスになっていたり、何より木枠のレトロ感がいい。
以前のままの窓をサッシ窓の内に取り付けて、いわゆる北国の二重窓?
断熱材を入れて壁板を貼ったままの状態
夕方、ラインがきて、アマの材で見積もりが届いた。
「薪ストーブの壁面にはる大谷石をおまけしてくれました」
やったね!みたいなスタンプを返したいくらいに、彼の嬉しい感じが伝わったから、思わず「うれピーマン」のスタンプを返してしまった。
「この人、どういう人だろう、って思うだろう」って、夫に言われた。。。
私の人生、恥ずかしきことのみ多かりき。。。
キッチン作業台の足とか棚板、食器収納棚、多分、大工さんの鉋掛けの手間賃がかかってくるはずだけど、夫や彼は忘れたふりをしているような気がする・・・
それに、多分私は、この材のカウンターでデスクパソコンを使うと思う。
集成材じゃないとすれば、マウスパッドがいることになるなあ〜
その頃まで、このブログを続けているのかなあ〜〜〜〜
やっぱ、5年使ってダメになったトラックパッド、あの時もう一度トラックパッドにしておくべきだった