五稜郭、シネマアイリス(10/20)
監督の奥山大史さんは26歳という若さで、商業映画デビュー作です。
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門出品作です。
「アイスホッケーが苦手で ことばがうまく出てこない少年。
選手の夢を諦め 恋人の地元でスケートを教えるコーチ。
コーチのことが少し気になる フィギアスケート少女。
田舎町のスケートリンクで、3つの心がひとつになって、ほどけてゆくー
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋たちの物語。」
パンフレットの言葉どおり、それ以上でもそれ以下でもないのですが・・
観る人の心もゆっくりとほどけて、静かな時間を過ごせた映画でした。
光が美しく、印象的な映画です。
映画は本当にこの3人だけを追っていて、なおかつ、言葉も必要最小限です。
もう一人、若葉竜也さんという俳優さん、ガソリンスタンドで笑いながらフロントガラスを拭く場面、スケートコーチ役の池松壮亮さんとの距離感というか、二人の雰囲気がすごくよかったです。
若葉竜也さんは、2021年秋、NHKのドラマ10「群青領域」で観た時、記憶に残った俳優さんでした。
私にとって、この映画の印象は、
台湾映画「非情城市」の監督・候孝賢が35歳の時のデビュー作?「川の流れに草は青々」を観た時と似ています。
あの映画も、とにかく美しい、そういう映画でした。
たまにはこういう映画をみて、毎日の生活感から離れてみるのもいいです。
おっと忘れるとこだった。
池松壮亮さんが運転する車(青いVOLVO240)すっごく雪景色に似合ってた。
フェリーに車を載せるシーンも素敵だった。
運転する池松壮亮さん、おしゃれだった。
タバコを吸う姿も。。。
北海道のロケ地、パンフレットにも詳しくは書いてなかった。。。