bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

山はもう秋の気配

今朝の室温24、5(冷房なし)

昨日の朝から、急に「もうエアコン消していい?」みたいな会話になりました。

山の上には確実に秋が来ております。

 

正確には夜は洗面所やお風呂の窓を開けっ放しにして、各部屋の方は窓はちゃんと閉めて寝ます。

ちょうどお盆の最中、3日間ほどは朝からずっと就寝時にもエアコンをつけていましたが、あの1週間あたりが盛夏、お盆を過ぎれば、山の上はいつもの秋の様子が感じられます。

朝方、スズメを追う鳴り物も昨日から聞こえてきました。

稲穂に実が入り始めたのですね。

 

今朝の空、これは秋の近づく空です。

  f:id:bull87:20200817080708j:plain

       f:id:bull87:20200817080756j:plain

 

メダカさんも大きくなりました

10時の方向です。藻の中にもうひと方、おいでになります。

           f:id:bull87:20200817080854j:plain

山の上から下界を眺めているような、そんな毎日です。

お風呂に入っているような空気の中で、本当にみなさん、よく頑張っておいでです。

 

息子家族の夏休みはインスタで眺めます。

「神奈川再発見」とやらで、なんとか自粛爆発しないで凌いでいるようです。

娘夫婦はラインさえもきませんが、便りのないのは無事な証拠と、こちらもなんとか凌いでいるはずですが・・・

 

阿吽の呼吸と言いましょうか、夏休みの相談は、向こうからもこちらからも一切しませんでした。

本当にこういう状態が普通になって、おそらく今までとは違った新しい家族のあり方が出来ていくのでしょうね。

 

相変わらず、針仕事で凌いでいます

姪の子どもたちに、保育園のお弁当箱入れを作りました。

初めて知ったのですが、空のお弁当箱を持って登園し、お昼を保育園で詰めてもらうのだそうです。

こういう保育園も、田舎ならではですね。

恐竜に夢中の5歳のAくん、ランチョンマットも恐竜の絵柄にしました。

        f:id:bull87:20200817080941j:plain

 

新しい草木染めの糸も、とても綺麗です

     f:id:bull87:20200817084827j:plain

Creemaでnodoka-kurashiさんのところで買います。

とても丁寧に対応してくださいます。ポスト投函なのもいいですね。

アマゾンさんで宅配のお兄さんやお姉さんを煩わせるのは、これはもは人道に悖るような気がします。

おまけにあの大きなダンボール、胸が痛みます。

しかしながら残念なことにアマゾンの深みにはまるこの状況は、どのようにして脱却できますか。。。

          あなたの心がけが問題なのだよ!!!!!

 

刺し子と将棋のセット

一応、整理しておこう!

藤井聡太くんの棋戦をお供に、チクチクしていた刺し子ふきんはコレだ!

王位戦第4局に向けては、新しい晒し布と、新しい草木染めの刺し子糸を今朝ポチしたから、準備は怠りありません。

 

「ソレ、何に使うの?」と夫が言うように、このふきんは台拭きには使用できない。

なぜなら、漂白できないから・・・

したがって、まあ、キッチンで果物カゴのほこりよけとか、食器戸棚に入れずにしょっちゅう使うマグ類周りに使うとか、そのような感じですかねえ〜

本来なら、Y子とかKちゃんが会社でデスク昼食するときとかのランチョンマットとかに使ってもらいたいという気持ちもあるにはあるが、きっと、シカトされるから送らない・・・

 

今はこの花格子ばかりだけれど、おいおい他の文様に挑戦したい。

     f:id:bull87:20200807085933j:plain この糸セットで6枚できて、まだ糸は残りがある。  

f:id:bull87:20200807090204j:plain

f:id:bull87:20200807090402j:plain

f:id:bull87:20200807090455j:plain

f:id:bull87:20200807090552j:plain

f:id:bull87:20200807090657j:plain

         裏の糸目も考えながら刺していくには少々肩こりする

 

創造性のかけらもなくて

もう着ないからと処分しかけた夏ワンピースなのに忍びなくて、こんな物も糸刺ししてみた。

小さな小さなメダカさんが2匹、お住まいになっているが・・・かすかに11時方向に・・

f:id:bull87:20200807090753j:plain

       f:id:bull87:20200807090843j:plainこちらの布はヨレがかかっている

私に創造性を要求するのは無理というものだ。

「模倣から始まる」とも言われたが、模倣から始まる修行を私に要求されても、私ほど修行から程遠い人間もいないと自覚している。

 

お若い将棋指しさんたち

ところで、昨夜AbemaTVトーナメントのチーム永瀬とチーム天彦の対局をビデオで見た。

ツイートで「かわいい」と評判通り、藤井聡太棋聖は、いかにも普通の高校生みたいに、半袖白シャツにスニーカーだった。

若い仲間に囲まれていると、ケラケラ笑って、棋聖戦王位戦の和服姿とは違う藤井聡太くんが見られていいね!

 

確かに、彼は王位戦3局目の危機も、あれは将棋を楽しんでいるとしか思えなかった。

 

あのお〜〜〜私、ちっとは将棋させるかもしれないから、どこにも行けない夏休み、もう一度パパは私の将棋の相手をしてくれないだろうか。

「浅田家」の予告編も見たいのに、出雲の映画館に行くのはちょっと躊躇する。

その上、シネコンでかかっている映画ときたら、お子様向けオンパレードで、コンフィデンスしか大人向けはかかっていないのですよ。

ああ、この格差???どんどんひどくなる。

ちなみに函館でかかっている映画を見たら、これは選り取り見取りだった。

来年夏には、どうぞ函館で過ごせますように、神様、祈ります。

 







 

歴史再発見を楽しむ

NHKラジオの「歴史再発見」

聞き逃しで聞くのだけれど、今は「古代ローマ成立期の皇帝たち」を聞かせてもらえる。

ちなみにこのシリーズの前は「明智光秀の実像に迫る」シリーズだった。

NHK大河ドラマはお休み中だが、講座が断然面白かった。

ドラマが再開されても、明智光秀の新鮮な実像?に横槍が入るかもしれない気もしている。

 

今4回目になった初代ローマ皇帝アウグストゥスのお話も面白い。

塩野七生さんの「ローマ人の物語」を読み通した人は、おそらくそうそうはいないと思うのだが、延々4、5年(いやもっとかな、)にわたって書き継がれたこの本を私は読み通した。

 

つまり、読んだはずなのに、今、初代ローマ皇帝アウグストゥスについて聞いて、私は「歴史再発見」を経験しているのである。

塩野七生さんはきちんとお書きになっていただろうに、私はどんな本読みをしてきたのかと、いささか情けない、申し訳ない。。。

確かめてみたらよかろうものだが、断捨離過程で残したまま、どれかのダンボールにしまいこんであるから、終のすみかでダンボールを開けたら、もう一度めくってみたいとは、思っているが。。。

 

柿本人麿の実像は・・・

実はここを書いておきたかったのだが、再発見は、私は柿本人麿に対しても経験している。

実家の父の本棚に残っていた梅原猛著作集「万葉を考える」をちょこちょこ読んでいる。

これも私は自分で買って読んだはずなのに、今になって新鮮なワクワクを感じている。

         f:id:bull87:20200427154058j:plain 

  梅原猛著作集も断捨離しないでしまいこんである。 この著作集こそもう一度読む、きっと読む!!!

 

     東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ

「一般に万葉集の歌は、このように壮大で雄偉な歌が多いが、人麿の歌には特にそういう歌が多いと考えられ、この歌などは、そういう意味で、人麿の代表作と見られてきました。」

                                   本文から

中学校か高校で初見した時にも、確かにそういうふうに学び、以後私はどんな本読みをして来たものやら、この歌に対する特別な思いを持ったことはなかった。

 

梅原猛は、契沖が読んだようにこの歌を詠むべきだと言う。

「昔から、この歌は『東野にけぶりの立てる所見てかへり見すれば月傾きぬ』と読まれてきました。この『炎』は『かぎろひ』ではなく、『けぶり』と読まれてきたのです。このように読めば、意味もすっかりちがって来ます。」本文から

「炎」を東の空の暁の光ととらえるのではなく、狩で野焼きをして、獲物を追い立てるけむりととらえる。

「この歌は、けっして壮大でも雄偉でもありません。むしろ孤独で沈痛な歌です」本文から

 

柿本人麿という生身の人が、むくむくと立ち上がってくるのである。

人麿の長歌もよくよく教わっていくと、実に面白く、全く再発見である。

 

つまり世界は、その人の、その時その時のありようで、違って見える。

いい年をして今頃そんなことを言い出すのかと言われそうだが、世界の変わりようというか、なんだかお尻が横滑りに違うところへ行ってしまったような、漠然とした不安が私を再発見へ誘っているのかもしれない。

 

 

あの夏の光と陰は・・・

今日は集落の道打ち

やっと長梅雨が明けたと思ったら、もう8月になっていて、今日は例年の道打ちだった。

田舎暮らしでは、道打ちが終われば、もうお盆がすぐ目の前で、過ぎてゆく夏の始まりを感じさせるのだった。

        f:id:bull87:20200802113227j:plain

 

世界が変わろうとしているようで、田舎暮らしを選択する人が今後増えるかも知れない。

で、道打ちなるものについて

都会暮らしが長い人が田舎暮らしを始めるにあたって、要注意なるものは草との戦い(だと、我が家は、私と夫は経験値から断言する)。

道打ちとは、集落全体のお盆前の道刈りのことを言う。

この道打ち以外には、5月から10月にかけて一ヶ月に一度程度、桜並木の下刈り、川の葦刈りがある。

これは共助に相当する。

これらの草刈り以外に、自分ち周辺の草刈り、仕事場周辺の草刈り、耕作地の草刈り、保育園小中学校の草刈り整備、裏山があれば(ほとんどの家が相当する)、家に迫る山側の草は2、3回は刈ってをおかないとまずい(2、3回では美観上は問題で、足りていない)。

ここは自助に相当する。

 

う〜ん、つまり、村人なる者、はほぼ草刈機をイチの友として春から晩秋までを過ごすと言ってもいいかな・・・

 

一般的に村社会は、自助→共助→公助、この順で成り立っている。

村社会でなくとも人の社会の成り立ちはこうなっているのだろうが、村社会では、共助の部分がかなり重い?

自助、共助がゴチャゴチャで、曖昧にしておくと、案外思いもかけない厄介というか、暮らしにくさというか、そういうところへ落ちてしまう。

まあこれも経験して学んでいけばいいわけだが、「郷にいれば郷に従え」を馬鹿にしていたら、おそらく田舎暮らしの壁にぶち当たる。

 

ここでもう一つ問題がある。

「郷にいれば郷に従え」と、表向きは上手にやっていても、元来が都会暮らしの気ままさと価値観を捨てきれない者は、内では引き裂かれているわけだから、これも厄介だ。

 

う〜ん、これ、私のこと?

 

つまり、いいとこ取りはできないわけで、どのような空の下に暮すにしても、どこかで折り合いをつけて人は生きていくしかないのであ〜る。。。

 

道打ちを終えて、やっと始まった夏休みもラジオ体操は無くなった。

こんな人がいない山の中で三密もないだろうと、集会所の掃除をしながらおばさん連中は笑ったのであるが、ラジオ体操もない夏休み、本当に世界が少しずつ変わって見えてくる。

 

あの夏の光と陰は〜どこへ行ってしまった〜の〜

おそらく光と陰に変わりはないのに、人の世界の方がどこかへ行ってしまう・・・

       f:id:bull87:20200802112940j:plain

 

さてどうしましょうか、ツバメさん?

どうしようか・・・ツバメさん

 

  f:id:bull87:20200728093642j:plain

子どもたちが「早く、早く」と私を待ち受けていた。

ちょっとしか飛べなくて、みんなで周りを取り囲んでも、キョロキョロ見回すばかりの幼いツバメ。

「他の大きい鳥にやられたんだな」

 

出発時刻を過ぎてしまって、結局、私、公民館の倉庫に忍び込んでダンボールを持ち出した。

「助からないかもしれない。でも、みんなで見てあげながら死んじゃうんなら、その方が幸せでしょ」

 

「自然がいっぱいだから、毎日こんなことが起きるんだね。」

5年生のお姉さんはそんなふうに言いました。

 

「小さな命を持ってるんだから、絶対に落とさないでよ」

4年生のTくんは言いました。

 

さて、学校橋で迎えた校長先生です。

案の定です。一切、躊躇はなかったです。

「学校には鳥は持ち込めませんね」

 

小鳥どころか、カメさんやイモリ、おおよそ子どもたちの反応はいつも微妙だ。

積極的に「僕たちのクラスで見るよ」という声は上がらない。

大人の反応を子どもたちはよく知っている。

 

「命を大切に」こういう授業って、子どもたちにはどんなふうに届いているんだろうか。

 

そういえば、思い出したなあ・・・

「3年間、あんなに一生懸命やっていたテニス、インターハイにも行けなかったんですよ」

高校3年の時、息子の担任はこう言いました。

「せっかくハイクラスに上がったのに、成績がちっとも上がりません」

このようにきついお叱りを受けた後の発言でした。

 

帰りの車を走らせながら、私は涙が出て困りました。

ああいう大人に囲まれてMは3年間を過ごしたんだ。

あの子はみんなと一緒に何かをするのが好きな子で、インターハイに出るのはそのおまけなだけ。

 

 

学校に行かせない、行きたくない、こういう選択を、私は「アリ」だと思っている。

全ての教師がそうだとは言わないが、自分が子どもだった時を忘れてしまった大人が、現場で子どもたちと過ごしている。

学校は管理の場所みたいになっているから、息苦しいよ・・・

 

休み時間にツバメさんとお話ししたりできるのが、「命を守る」授業じゃないのかなあ・・・

      f:id:bull87:20200728100425j:plain

  帰りに、田んぼに出ていたMさんからもらった乾燥草、とてもいい状態の草です、さすがだね!

 

このままうちの玄関にこうしておくわけにはいかない。

さて、どうしましょうか、ツバメさん?

廊下の向こうから、チュンチュンって、聞こえてきます。

 

 

 

 

「浅田家」特報、出ました!

ホントに10月2日、公開できますように

「浅田家」の特報、予告編が流れました。

非常に嬉しいです。

   f:id:bull87:20200718104151p:plain予告編の一場面を拝借

この場面の二宮くん、やっぱり、なんとなく似合わないというか・・・

けれども多分こういう二宮くんはほんのちょびっとで、私の大好きな二宮くんが存分に見られそうな予感がします。

一方、これまた私の大好きな妻夫木くん、こちらは変わらずの「お兄ちゃん」ぶりのはずです。安定しています。

ホントは「悪人」の妻夫木くんがもう一度見たい。

どなたかきちんと妻夫木くんを撮ってあげて下さい、お願いします。

 

なんなら深津絵里ちゃんとまた映画、撮って下さい。

高村薫さんの「土の記」、これを妻夫木くんと深津絵里ちゃんで、観たい!

監督は原田眞人監督みたいな、甘くない映画がいい。

 

で、なんで?というか、菅田将暉くんがちゃんとお出になっているのですよね。

出しておけばいい、ってもんじゃない、と、私は思う・・・

風吹ジュンさんがいい感じです。

 まあ、とにかく「浅田家」が無事に見られることを切に祈ります。

 

 

雨に西施が合歓の花

バレリーナ? お似合いの名前

f:id:bull87:20200708095022j:plain

 

ありがたいことに、私の暮らす地方では今朝方4時半、防災無線が警報の解除を知らせました。

朝登校の時間帯には霧雨が降っているにもかかわらず、突然に薄日が差し、

狐の嫁入りだ・・・」

誰かがそうつぶやいていました。

 

雨上がりの道沿いのヤマアジサイが美しいです。

バレリーナとか名前を聞いたような気がしますが、この紫陽花がそうだったのかどうか・・・

 

まん丸い紫陽花もいいですが、陽のてる中では似合いません。

重たげなところも、狭い庭では窮屈に映ります。

ヤマアジサイの種類で、この写真のような紫陽花を今度の函館の庭に欲しいと思っています。

北海道は梅雨がないはずですが、最近では札幌あたりでも梅雨時のような雨続きの日もあるみたいですから、函館の庭で紫陽花が咲いていてもいい?

 

f:id:bull87:20200708095049j:plain

藪萱草の季節です。

  忘れ草 我が紐に付く 香具山の 古りにし里を 忘れんがために

                          大伴旅人

咲いた花が一日で萎んでしまうので、忘れ草という名がついたみたいです。

季節を知って野に咲く花を、万葉の時から同じように道端に見ることができるのは、まさに田舎暮らしの醍醐味です。

ところで、旅人さんみたいなお父さんを持った大伴家持さん、家持さんがあのような魅力的な男に見えるのは、なんとなくうなづけるような、でも、ものすごいプレッシャーの中で生き抜いたんでしょうね〜〜〜〜

 

数日、濁っていた川の水も、今朝はこのように濁りを流してしまいました。

f:id:bull87:20200708095112j:plain

 残念無念!!! 合歓の花

合歓の花こそ!雨上がりの朝、写真に撮りたいところなのに、スマホでは私の腕では綺麗に撮れませんでした。

カメラでちゃんと撮りたいのですが、明日朝、かんかん照りになっていたりしたら台無しです・・・泣きます・・・