bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

冬眠は一時、中断?

冬が来るのに・・・

一週間、ブログを更新しなかった。

色々あって、冬が来るのに、「冬眠」からはい出すハメになった。。。

 

日頃頼りっぱなしの公民館主事が肺炎で入院した。

私は、知らんぷりを決め込む勇気がありませんです。

私がしてあげられるのは、放課後子ども学習教室、学校支援の行事、高齢者向けの「お出かけ会」の前準備とか、それくらいなのだけれど、

公民館長は外へ出ることが多く、公民館を空っぽにもできないから、

館長のスケジュールと相談して、なるべく私でもいるようにする・・・とか。

 

おまけに、まちづくり委員会の企画の実施の段取りが・・・

これが、結局、「冬眠」から引きず出される一番の理由かな?

 

田舎の葬儀について

色々の中には、集落内でご不幸があったことも一つ。

他の集落に比べたら、私の集落は一事が万事、簡略化が進んでいるけれども、

それでも集落でご不幸があった場合は、一番のおおごとではある。

今回は、うちのパパが自治会長でもあったから、記録しておくことにした。

 

当日午前中 「Hのおばさんが今朝亡くなった。

    今晩7時から集会所に集まってもらうことになる。

    僕は今日、税務署が入っているから身動き取れない。

    集落の連絡網は回らないから、あなたができるところから連絡を入れて」

 

それから1時間かけて、集落(上組、下組と二つある)内の3軒を除いて、連絡を完了した。こういう時、人脈とかの勘がつく私の方が早いのです。誰にメールを入れたら誰に伝わるとか、パパには分かりませんからね。

 

当日午後 昼食後に生活支援員のお勤めを済ませて、Hのおばちゃんの家に行った。

ちょうどおばちゃんが帰ってこられた時だった。

おじちゃんとはそんなに口をきかなくても、手を握ればそれで話をしているようなものだから、「お昼ご飯は食べた?」聞いたのはそれだけだった。

 

跡取りのHちゃんと奥さんと、それとはなしに話をする中で、葬儀の段取りを想像して、パパに報告しないといけない。

 

近頃は下の街の葬儀会館で葬儀をされる家が増えて、集会所で葬儀をして、集落でお手伝いをするということが減ってきている。

Hの家では集会所でしてほしいということだった。

葬儀屋さんは入るけれども、祭壇は地区社協の祭壇を借りる。

 

当日夜 7時に24戸の家が集会所に集まり(夫婦2人が原則、今は1人の家が多い)、H家の夫婦も来て、段取りや何やかやの話を聞く。

「まずは亭主?を決めてから、上組だけでやるか、下組の手伝いがいるか相談してもらわないと」

「亭主?は両隣のどちらかが務めるのが決まりになっちゃあおるが〜」

「いちの隣のカッチャン、やってもらえるか?」

「いたらんけれども、やらせてもらいます」

 

こうしてHの家がある上組の家が集まって相談、

「ちょうどと言っては悪いが、通夜と葬儀が土日になるから手が足りて、上組だけでできそうだから、下の家はこれで帰ってください」

こうして下組の家はお暇させてもらう。

 

葬儀の手順

集落での相談事は、テントの張り出しや、帳場の役、駐車場の世話、葬儀後の後片付け〜男手はそういうことで、婦人は、当家の食事の世話、仕事しの昼食、御斎の世話とあるけれども、最近は御斎をお膳で出すことはまず無くなった。

お弁当で済ませる場合がほとんどだ。

 

集落によっては、今でも塗りわんで御膳を作り、直会をきちんと済ませる所もある。

これをしたら、夜まで帰られない。塗りわんを乾き布でしっかり拭いて、ひとセットごと布袋にしまうから、男も女も総勢で取り掛かる。

この御斎膳、もう私らにはほとんど訳のわからないものになっています。

10年前には一応、絵にして記録しましたが、うちの集落ではそれ以降、御斎膳を作ることなないです。

 

通夜と葬儀とその後

これはまたの機会に書く。

言い出したらキリなくアレコレ気の遣いようがあるような、ないような、

つまり、どこまでやるか、これはそれぞれが胸の内で思っていることがその数だけありますから、出過ぎても悪い・・・

 

Hのおばちゃんはほんとにいい人だったから、たくさんの参列者に見送られました。

お天気も良く、風もなく、よい葬儀でした。

 

Hのおじちゃんがこの秋くれた栗が我が家の冷凍室にあります。

栗の渋皮むきは「えっ〜これやるんですか!」みたいな感じだったけど、

パパが「Hのおじさんがくれた栗だから」と言って、ふた晩、渋皮むきを手伝ってくれました。

もう2回、栗ご飯はいただきましたが、大栗の方は、年末までには甘露煮にします。

 

で、二日間、早朝から出ずっぱりだったパパは、

「今日は当然温泉でしょう」ということで、ひとまずお務めさせていただきました。