久々に高村さん、前の姿に戻った?
7月30日発行だったけれど、買ったのが遅かった。。。
一昨日から読み始めた。
読み始めた時は、ウン?これって、違うかも、っていう感じがしたのだけれど、
いいえ!なんのことはない、高村薫さんは健在でした。
要は、合田刑事さんが若くなくなってるわけだから、それなりに書き用も違ってくるわけだが、読み進むにつれ、高村ワールドにとっぷり使ってしまうという事態になっておる。。。
とにかく楽しいが、夕べは半分までいって、さすがに1時にはご就寝と相成った。
本読みの醍醐味を後しばらくいただけますです。
で、高村薫さんの本は映画化しにくいような本だけれど、そのことを考えてしまう。
俳優さんが追いつかない?というか、本の中で人物が完結してしまう、というか・・・
う〜ん、うまく言えないのがもどかしいけれど、結局、言葉で人を「書き切ってしまう」から、映像の余地がないっていったらいいか・・・
つまり、映画の監督さんの腕は、そこのところにあるわけなんだろうけれど、
監督さんの「合田刑事」を創ればいいわけだ。
「小野雄太」を創ればいい。「浅井忍」だって創ればいい。
「我らが少女A」は映画になっても面白そうだ
「小野雄太」や「浅井忍」や「朱美」になれる役者さんはいそうな気がしてきた。。。
「合田刑事」はあり得ない役者さんを持ってこられたら、アウトだね。
だから、映画にできない・・・
で、「土の記」、これは「昭代さん」を、絶対に深津絵里ちゃんで見てみたい。
「伊左夫」になれる役者さんはいるんだろうか?ここが問題なわけで・・・
深津絵里ちゃんを観たいのだけれど、この本は映画にはならないだろうなあ〜
だけど、「悪人」で妻夫木くんと深津絵里ちゃんはワールドを作ったわけだから、「土の記」でも、深津絵里ちゃんは深津絵里ちゃんのワールドを作ってくれるんじゃないか・・・高村薫さんも許してくれるよね!
まあ、とにかく、やっぱり、高村薫さんはいいです!!!