March has gone like a lion?
3月は、気がついたらコロナ一色で通り過ぎていくのだった。
週末の外出自粛の小さな安堵は大嘘っぱちで、月曜日の朝の品川駅の通勤映像を見たら内心ゾッとした。
いつもより時差出勤があるとはいえ、一斉のマスク姿の人の波が目的地へ足早に急ぐ光景は、中国山地の山深く、空や山を見て過ごしている者にとっては衝撃的だ。
あの人の波の中に我が息子や、娘や、嫁や、婿の姿がある・・・
年度末なんだ、テレワークだけでは済まないはずだ。
ちなみに、テーブルのアイアン脚のことで業者とやりとりしていたら、2月から品不足になっているらしい。テレワークの話が出た頃から、テーブルの発注が急増したそうだ。
昨晩は昨晩で松江に住む妹から電話がきた。
「IちゃんやAくんはドゲシチョウね」
会話に出雲弁丸出しを厭わなくなった妹は、私の孫たちの様子を聞いてきたのだった。
そう聞かれても・・・・
「夕方のニュース、見た?東京から出雲空港に降りたお母さんと子どもたちが出てたでしょ」
それって、コロナSOKAI・・・
今回の学校休校では、Kちゃんはいつものように実家のお母さんにhelpを頼まないで、夫婦でやりくりをしていた。
「誰がキャリアか分からないんですよ。私だって、成田エクスプレスで一斉に人が降りた車両に乗り込んでいるんです。こんな時に母にうつったりしたら、おじいちゃんやおばあちゃんにまで行きますから」
私は私で、孫たちを島根に来させようという考えを持たなかったわけではないが、口にはしなかった。
福島の原発の時は、後一ヶ月の育休のあったKちゃんはセシウムが水道水に出た後にすぐに島根に疎開した。
不謹慎のそしりをあえて
富山で感染者が出て、今日の午後には山形にも出た。
後に残ったのは、岩手、鳥取、島根。
(誰が見ても、内心ニヤッとするはずだけれど)
どの県が最後の白抜きに残るのか。。。
吉里吉里国とか高村薫さんの「四人組」みたいに島根県を逆封鎖するとかの話をして笑っていられるならいいのだけれど、おそらく時間の問題だ。
こんなことはもうどうでもいい。
午前中に車で走っていたら、山々の桜も終わりかけているようだった。
道路沿いの黄色のスイセンは今が盛りだった。