bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

キラキラ、綺麗なんじゃ!!!

あまりにご無体な・・・

お掃除を終えて、台所のテーブルでちょこっとビーズの続きをと思って、一式入った小さな籠を持っていった。

あの〜、一番上に乗せたビーズ入れが斜めになっていたんですね。

油断した、、、滑り落ちて、、、

一気に、床にぶちまけられてしまったのだよ。

 

悲鳴に気がついた夫は、その辺り一面の惨事に、笑ったね。

とりあえず途方に暮れる私をおいて、どういうわけか、お手伝いが始まった。

で、夫が呟いた。

「僕が大富豪なら、掃除機で全部吸い取っちゃえ、って言うんだがな」

 

あの〜大富豪じゃなくても、小金持ちでも、いやいや、普通のオッチャンでも、

こんなビーズごとき、大枚一枚言渡してくれたら、さっさと新しいのを注文できますですよ。

 

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    ものすご〜く種類があって、形、大きさ、色、特に、極小ビーズになれば、

     普通の針は通らないから、ビーズ様の鉢で通して作るのだね

     夫は、初めてその実態に触れて、呆れた・・・ 

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つまりだね、愛着ってものが人にはあるわけですよ。

お金の額じゃないんです。

 

途中で、夫は競馬検討に移行した。

地道に片付けてたところへ、娘から電話。

こちらの件は、今年いちばんの重要案件で!、そのお返事の電話が、長々と続いた。。。

 

で、娘が「今、大丈夫?」っていうから、これコレでというわけで、惨事の写メを送った。

ついでに、ビーズで何しとるんじゃという娘の疑問に答えるべく、今ハマっている途中の作品も見せた写メ。

 

何故、私がこんなものにハマったかについては、娘も不思議に感じたらしい。

夫は、まれに

「それ、楽しいの?」って、真面目に聞くことはある・・・

 

ちなみのこの惨事は昨日のことでありんした。。。 

     

「ひきこもり」は「みんなのもの」だと思うが・・・

「市民後見人」養成講座

12月と今月にかけて、9時から16時までの講座を、計5回受けた(来週最後の講座)。

15年、民生児童委員をしていた。そのうちの12年間は主任児童委員としてのお務めだった。

また去年までは日常生活自立支援員というお務めもしていて、5年間、二人の男性の支援だった。

そのような経緯もあって、この「市民後見人養成講座」の案内が届いたというわけだ。

 

私は4月にはこの地を去るわけだし、新しい土地で、このお務めをする気持ちはないのだが、自分の足元を見たら、「ああ、この講座は受けておいた方がいい」と思ったのである。

つまり、私どもの終活、と言ったらいいのか。

家族のいない義兄が今夏に大きな病気をしたこともあって、以降も、入退院が重なって、夫が身元引受人になっている。

 

また、夫の姉のところは、子供たちが家を出て自分の家庭を作るということはしていない。

私たち夫婦の老後には、何やら重たいものが待ち受けているような、私はそんな思いに駆られたのだ。

あるいは、私たちのどちらが先にひとりぽっちになるかは分からないが、心算はしておきたい、そういう自分の足元を見たのである。

 

「悩みの種を作るのがあなたはうまい」

夫にそう言われることはしばしばあるが、知ることは、その不安の軽減でもある。

 

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  受講料2千円で、この3冊のテキストがついてくる。

  1冊2300円だから、講師料や会場料など、国からの負担で賄われているんじゃないか。

  講座は、民法から始まったから、結構な勉強です・・・

  隣の席の男性は、このテキストが、2回目には既に付箋だらけになっていた。

  「すごい勉強されているんですね〜」と、思わず声に出た。

 

我が家の話は、置いておく。

この市民後見人の需要が今後ますます大きくなることは自明の理で、国は社会福祉協議会などを通して、市民後見人を育てていきたい、ということになっているのだろう。

 

内容の詳細は言わないが、もしこのような講座が住う自治体で開かれていたら、余力のある人は、是非とも受講をお勧めしたい。

受講したからといって、市民後見人に登録する義務は生じない。

 

それでも、その一歩手前の日常生活自立支援員は、お勧めしたい。

私が担当していた二人の男性との、5年間に及ぶお付き合いは、彼らにとってというより、私にとっての「よきこと」だった。

人と人がつながる、そのことが大事だった。

 

NHKの聴き逃しラジオ「みんなでひきこもりラジオ」

昨夜、1月10日の放送分を聴いた。

いつも、心が温まる。

人と人とがつながる、ということの温かさが、私の心を温かくしてくれるのだよ。

 

いいなあ〜「クライ・マッチョ」見られる人は・・・

3ヶ月ぶりかあ〜

デスクトップpcの前に座ったです。

 

夫のマダニ感染症が後遺症を引き起こしたわけでもなく、

コロナウイルスに罹患したわけでもなく、

ただただ、押し寄せる心配事もさりながら、対応を迫られる種々雑多な身辺事が、たった3ヶ月の間に、次から次、というわけで・・・

 

しかしこんなことは私だけに起こることでもないから、要はブログを書いていられるのは、平和だということかな?

おっと、この言い方には語弊がある。私の場合には、ということです。

 

何から書いていいか、わからないです。

やはり、少しずつ出しておかないと、溜まったあれこれは、取り止めもつかない。

 

というわけで、やはり、楽しいことにしておこう。

クリント・イーストウッドの「クライ・マッチョ」!

これを見られる人は非常に羨ましい!

あれ、島根県だって出雲まで行けば見られるんじゃないの?

いいえ、オミクロン株が怖くて、シネコンには行きませんのです。

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これは、お正月1月1日の朝日新聞の全面広告じゃ!!!

あまりに、どうじゃ!って感じで、胸を打たれた笑

というわけで、夫婦二人きりのお正月三が日、この新聞を片手に?馬鹿な私どもは、見ていなかった彼の作品をプライムビデオで計6本、見ました。

 

1月14日公開の「クライ・マッチョ」を映画館で!たまらなく見たいです。

うん、もしかしたら、函館シネマアイリスでなら、春以降、上映するかもしれないぞ。

4月9日、島根をたって、敦賀から苫小牧までフェリーでインプレッサを函館に持っていきます。

残念ながら、ミラジーノちゃんは3月にお別れする算段です。

 

今日の山間の村は、真っ白です。

しんしんと冷えております。

昨日夕方五時、

下の街からこの村へ上った一番始めのトンネルを出たら、道路沿いの気温計は0度でした。

久々の雪道で、ちょっとハンドルを取られて、気を引き締めました。

「50キロは普通は出さないよ。」

夫にあとで叱られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今更感が否めない、国の調査

国民生活基本調査2021なる調査

我が家の夫婦2名はその調査に協力?した。

協力、と言っても、どんな基準で選定されるのか、まあ、調査員さんが「選ばれたけんね」と、置いて行った調査に回答したのが先週末であった。

 

インターネットで回答もできるので、そちらで回答した。

 

で、結構面倒で、負担感があった。

過去1年間の行動履歴を仔細に聞かれる。

カラオケに行ったか、とか、演劇鑑賞したか(邦楽演奏聴いたか、まで)

旅行は日帰りか1泊か、2泊以上か、海外か、帰省か、観光か、

映画館に行って映画を見たのか、あるいは家で映画を見たのか、etc. しかもその回数まで。

 

もっと面倒になるのが、19日、20日の2日間にわたって、24時間の全ての行動を入力する欄がある。

さらに、その時間帯に、スマホやpcを使っていたか?のチェック欄があり、

はたまたその時間帯に、あるいはその行動の時間帯に、一人でいたか、家族といたか、それ以外の人といたか、そちらもチェック欄がある。

 

調査員が、働き方改革とか、なんとかかんとか・・・そんな目的があるやに言っておられたが、まあ、何らかの政策に利用?される調査なんでしょうね。

 

真面目になって申し上げるならば、

年代別に、どの程度地域内での社会活動をしているか

健康を維持するための運動はどの程度しているか

孤立の度合いはどの程度か

趣味の行動は、どのような範疇で表れているか、とか、もっといっぱい対象になる。

  

さらに真面目に想像すれば、この調査は国の政策に密接に関係する。

ほぼ、わかっていることに違いないが、データが必要なんだね、多分。

 

で、だね、先に回答した私が

「これ、すごく、面倒だよ」って夫に言ったら、

「真面目に回答するからだよ」とのお返事が返った。

 

う〜ん、で、私は考えた。

マイナンバーカード作るときみたいに、ポイントとかくれたらいいのにね」

「だって、インターネット回答でも、1時間はかかったよ。これを調査表に記入してたら、1時間じゃ終わらないと思う」

 

昨日、「調査ありがとう」訪問で、置いて行ったのが、島根県民手帳!とマスクだった。

明らかに無駄遣い、というか、お門違いというか、どうでもいいことはかえってしないほうがいいと思う「御礼」だったね。

 

しかも、冷感マスクだった・・・あの、寒いんですけど・・・

  (アベノマスクがよぎった・・・あれ、残りの保管に何億かかかっているとかなんとか・・・)

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今、アッバス・キアロスタミ監督に行くかなあ〜 2)

ジグザグ3部作品

アッバス・キアロスタミ監督の

「友だちのうちはどこ?」(1987年)

そして人生はつづく」」(1992年)

オリーブの林をぬけて」(1994年)の3部作を、観た。

「友だち〜」は2回見た。

そうしてこの映画の真骨頂は、シーンの一つ一つが、写真を切り取ったみたいにできていること、そのことにあるというような気がしてきた。

 もちろん、アハマッド少年の表情のあまりの美しさについては言うもがな。。。

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今日、10月26日、渋谷ユーロスペースで、夕方から上映している。中国山地の山間に住んでいて、飛んで観に行けない。なおかつ、この心境を共有する友も、この村にはいないのだ・・・

 

ジグザグ道、オリーブの林、薄暗い石段の角度と、その光と影、

家家の玄関の扉と、窓枠、

じっと動かない遠景のカメラ、

大人を見上げるアハマッド少年の顎の角度と首筋、その瞳が映す不安

 

どれもこれも一枚一枚の美しい写真になる。。。

おっと、素焼きの植木鉢のゼラニュウムの赤は、あれはどちらかといえばありきたりではあったけれど、写真と写真をつないで見せるには、必要だったんだね。。。

ラニュウムの赤は、私の記憶に間違いがなければ、

  ジャン・ルノワール監督の

 「大いなる幻影」(1937年)で、窓辺の一輪だった。

 

そういう意味では、今時の映画は、シーンの一つ一つを写真のように切り取って鑑賞できないふうに仕上がっているような・・・

これを退化というべきか、映画の進化というべきか、時代遅れのおばさんにはわからないなあ・・・

 

お節介なAmazonプライムさんは、次に見るべき映画の数々を並べてくれるのであります。

ケン・ローチ監督の作品もそれらの中に並べているから、これはどういう意味なのか、判読し難い。

つまり、穏やかに、鑑賞できますよ、そういうことかな?

夫と一緒に呟いた。

死ぬまで観る映画はあるなあ〜

 

いちやなぎ「きっと」と森田童子「ぼくたちの失敗」

NHKラジオの「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」

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これ、9時からだから、私の場合、「あとは寝るだけの時間」というタイミングではないので、思い出した時に聴き逃しで聴く程度のリスナー?なわけです。

 

で、確か一ヶ月前くらいかなあ、又吉さんが選曲した「きっと」っていう曲が、心の残ったンであります。

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これ、どこかで聞いた曲の感じに似ている、って思って、そのままにしていたが、アマゾンミュージックで買って、もう一度聞いたら、確信に変わりました。

そうしてずっと、なんだっけなんだっけっていう日が続いていたが、

森田童子の「ぼくたちの失敗」!あれだったんです。。。

 

曲を聴いたあと、向井さんが「なんか泣きそう」って言ってたけれど、

なんでもよく知っている又吉さんが森田童子のことを知らないはずはないのに、「ぼくたちの失敗」の曲のことを言わなかったから、

もしかしたら、似ている?って思うのは、あんまり音楽と縁のない私の勘違いかもしれないです。

真田広之桜井幸子のTBSドラマ「高校教師」のオープニング曲で、確か大ヒットしたドラマのはずなのだが、私はこのドラマは見ていない。1993年ですって。)

 

 

シンパシーとエンパシー

久々のはてなブログを書いたら、ついでのも一つ。

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ブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」なんだけど、

これは夫が療養中に読んでて、「こういうの、あなたも読んだら?」って渡してくれてた本だ。

やっとこさ読み始めたんだけれど、私みたいな世間知らず?には衝撃的だった。

母ちゃんの子供に対する姿勢がいいなあ。

私、こういう母ちゃんじゃなかったから。

それに、子供達の教育環境、日本のあまりの生温さ、貧しさに合点がいった。

学校に行きたくない子は、無理に行かなくてもいいんじゃないかって、今の学校って、そんなふうに思わせるところがあるんだよね。

 

この本に関して、も一つ、いいことがあった。

私がテーブルに読みかけのこの本を置いていたのを、私の家に宿題をしに寄る小6のT君が見たんだね。

本に書いてあることについて、ちょっと彼に話してあげた。

それから1週間余り経って、昨日、こう言った。

「ぼく、図書券が余っているから、今度本屋に行ったら、あの本買ってみようかな」

 

学校でも、先生方が気になっているちょっとした障害があって(障害と言っていいのか、これにも問題あり)、本読みとか、すごく苦手なんがけれど、彼の中にそういう気持ちが生まれた、あるいは、ちょっと自信が生まれた、そんな発言だったよ。

 

本はあげてもいいんだけれど、彼が自分で本屋に行って、お母ちゃんたちの前でその本を探して、自分の図書券で買う、こういう行動は、お母ちゃんたちにもいいことなんだ。

 

宿題を見てあげるだけで、時間があれば、おやつを食べながらキングダムの話とか、オセロゲームとか、そんなことをしているだけだけれど、

この3年間は、彼から昨日の言葉を聞くことになる3年間だった、それでいいんじゃないかと、そう思った。

 

少年たちに、幸あれかし!

おっと、「友だちのうちはどこ?」、あの子たちにも幸あれかし!

あの主人公の子のその後を探しに行く映画がある。今度はこれを観る。