「ゴールデンカムイ」の映画レビュー
「アイヌへのリスペクト」とか「北海道の景色の雄大さ」みたいな感想が添えられているのが目立つ、というより必ず!
これは「キングダム」映画にはなかった現象?だなあ。
函館市の我が家徒歩5分ほどのところに「交流センター」みたいな建物がある。
そのビルの一角に図書コーナーがあル。
コミック「ゴールデンカムイ」31巻(貸し出し禁止)が並んでいるのは、
引っ越した2年前から気付いていた。
映画の予告映像が出てから、私、読みに通ったんだよね。
散歩がてらとか、スーパーへの買い物前に寄るとか、1時間で2巻くらい読める。
(ちゃんと居心地の良い小さなテーブルが並んでいて、勉強してる学生さんとか、PC広げてる人とか、お料理本読んでるバス待ちおばさんとか、新聞読んでる高齢者とか、で、必ず寝てるおじさん、こちらほぼ毎回見かけた笑)
31巻を読み終えたのは12月26日!
11月27日に読み始め、と日記にあるから、1ヶ月かけて読んだということになる。
これと並行して
以前に読んだが、網走のこと、どんなふうに書いてたか気になって引っ張り出した。
この巻だけワイド版。やっぱりこのシリーズは普通サイズの文庫本で読むべし!
網走はさておいて、「ゴールデンカムイ」を読んだり観たりする人は、この「オホーツク街道」を読むのも悪くない。
北海道の風土や、古代から変遷を重ねて住み暮らしていた「オホーツク人」、アイヌの人々、サハリン島、その向こうの韃靼海峡の先の人々・・・
本州とは一味も二味も違う、あるいは比較にならないほどの遺跡の数々、
ある意味ミステリアスとさえ言える。
司馬さんの最後の言葉
「オホーツク人の正体につき、私の想像力では手に負えなかった。が、そのことに後悔していない。
そんなことよりも、私どもの血の中に、微量ながらも、北海の海獣狩人の血が混じっていることを知っただけで、豊かな思いを持った。」
もしかしたら山崎賢人くんたち、この極寒の中、宗谷岬とかでロケしてるんだろうか?
積雪の荒野と荒れる白波のなかで、続編は今現在進行中なんじゃないだろうか。
まずは映画鑑賞!!!多分26日には観られる。。
ついでながら、韃靼海峡。。。この鮮烈な詩。。
てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った 安西冬衛