bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

「冬薔薇」

阪本順治監督、やはり、好きです

大手映画館での上映が一通り、というか、早々と上映打ち切りした後で回ってきた映画が、函館シネマアイリスでは上映されるみたいです(多分)。

 

「冬薔薇」は「そんなに面白くないらしいよ」と人伝に聞いてはいましたが、どうしても観たかった映画で、上映初日の昨日、観てきました。

      

伊藤健太郎は、あのメンバーの中じゃあなあ〜」

これは夫がもらした言葉です。

 

いいのです。

そのざらざら感、違和感、場違い感、これを見せる映画だと思っていいかもしれません。

伊藤健太郎という男の子?の、今その時をそのまま見せようとした映画だと思えば、なんらの批評もはねつけます。

 

「退屈だ」「だからどうなのよ」「えっこれで終わるわけ」「意味わかんねえ〜」

こういうレビューを見ました。

反対に、これぞ阪本順治監督と、星5の御仁もちゃんといらっしゃいます。

だから、見たい人が見たらいいのではないでしょうかね。。。

 

1日経ってフッと思いました。

これは私の単なる思いですが、子どもを亡くした父や母の、それでも生きていかなくちゃあしょうがない、そういう父や母のその後の人生を、思わせられます、共感を持って。

 

「団地」の時もそうでした。

日常の生活の中で、隠していた痛みがふっと立ち上る、それがものすごく滑稽な形になって・・・私、滂沱の涙が。。。

 

「冬薔薇」の父(小林薫)母(余貴美子)も、溺れそうな悲しみを押し込めて社会生活を続けていく。

だって、生きていくしかないじゃん・・

母が淳にこう問いますよね。

「あんた、背中がゾッとするような感覚、味わったこと、ある?」

たった二十年かそこらしか生きてこなくて、自分のことしか興味のない息子「淳」の耳もとを、なんらの意味も持たないままこの言葉が通り過ぎていく、この感じ、伊藤健太郎だから、ピッタリきています。

 

このどうしようもないズレ感が、この映画の底をずっと流れているような気がします。

 

阪本順治監督はすごく恥ずかしがり屋さんではないでしょうかね笑

分かるだろ・・・

 

あの〜、子を亡くした親のことがテーマとかの映画じゃないですよ。

伊藤健太郎による、伊藤健太郎のための映画、そう思えばいいのかなあ・・・

 

 

 

 

上質なサスペンスのよう・・・

額田王の歌

中学校の国語教科書では

 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る (1−20)

この歌だったか?

あるいは

 にきたづに船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな (1−8)

こちらだったか?

もしかしたらどちらかは高校の古典教科書だったのかもしれない。

 

NHKラジオ「古典講読」の(8)(9)を聴き逃しで続けて聴いた。

(9)では相聞歌から挽歌にかけてのお話だった。

最後はこの額田王長歌だった。

   

この挽歌は、次の時代の柿本人麻呂を思い起こさせる・・・

というようなお話をされた。

 

ああ、なんかドキドキするような、楽しみだ。

もしかしたら、私の期待するようなお話はないかもしれない。

それならそれでもいい。。。

柿本人麻呂は、そんじょそこらのサスペンス本では味わえない登場人物なんだ!!!

梅原猛が猛烈に想像力をかき立てられたんだからね。

 

 淡海の海夕波千鳥汝が鳴けば情もしのに古思ほゆ (3-266)

持統朝のサロンでこの歌が詠まれたのなら、何かしら不穏な空気ではないか。

石見国へ流刑というのはどうか分からないけれど、飛ばされる?というのはあり得ると考えても、いいのじゃないか。

 

いずれにしても素人の一読者が勝手に万葉集を楽しんでもいいわけだし、その辺りを充実させるべく、鉄野先生が教えてくださるというのは、誠にもって慶賀。。。

 

 

 

 

「母の味」、昭和だ・・・

「お母さんに何かして欲しいこと、ある?」

「コロッケが食べたいかな」

産休に入ったY子さん、函館と東京、それにやはりコロナのこともあるので、出産の準備には行かない。

 

だんだん不安にもなっているに違いないが、母は何もしてあげられない・・・

本州ではもう新ジャガが出ているようだが、近くのスーパーに出てたメークインは新ジャガではなかった。

 

「レシピ、書いといてね。母のコロッケみたいな衣が薄いコロッケは、どこにもない」

料理本に書いてある通りだよ。特別なことは何もない」

そうは言ったものの、昨日は余裕があったから、途中を写メで撮って、このブログで残しておくことにする。

メークイン(小さかった)7、8個を塩少々で、竹串が通る程度に茹でる(茹で過ぎない)

鍋ぶたで茹で汁を切った後、鍋をゆすりながら空入りして、水分を飛ばす

          

スプーンの背で、つぶす(マッシャーなしで主婦業をやってきた笑)

 この時、塩を少し入れてもいいが、塩で茹でているから、入れなくてもいい

   

玉ねぎのみじん切り(新玉ねぎ中2個)、人参半本のみじん切り(これは我が家流、夏にピーマンがあり過ぎるときはピーマンのみじん切りを入れることが多い。ピーマンを入れる方が好き)

    

パン粉は2種類くらいを混ぜ合わせて使うことが多い。理由はないが、習慣かなあ??

塩、胡椒をふりながら合い挽きを炒める

 ひき肉の色が変わるまでちゃんと炒める(肉臭さをなくすため)

玉ねぎ、人参も入れて、塩・胡椒しながら炒める

 玉ねぎから水分が出るので、しっかり水分を飛ばすまで炒める

    

      

材料を全て混ぜ合わせる

 この時、味を見て、塩胡椒で整える(味は薄いなあ?くらいで十分)

  

コロッケの種を丸める(形は自由、俵型でも、平べったくても🆗)

     

 この量で、卵2個(卵液にお水をちょっと入れるよ、私。このほうが卵液がつきやすい)

小麦粉、卵、パン粉の順でつける

  

十分なサラダ油で、揚げる。

材料には全て火が通っているので、衣に色がつけばいい

  

 

これで出来上がり!

軽く2時間は立ちっぱなし。

なおかつ、この料理は場所を取るから、狭い台所じゃあ、キツイと思う。

「レシピ残しといて」と言われたけれど、仕事キツい女性には、よほどの心のゆとりがないと、コロッケを作ろうなんて、無理!無理!

 

おまけにコロッケだけじゃないわけだから、ご飯といだり、キャベツ千切りしたり、お味噌汁とか副菜とか、軽く3時間はかかるなあ(後片付けも結構あるから)

それに揚げ油の始末・・・これがね・・・

 

「昭和の母の味」として思い出にしておけばいい。

6個、当日の夕食に食べて、残り12個を冷凍に。

あと、今日これから作るもの

茹で豚を作ってスライスしたものを冷凍(ラーメン食べる時や、刻んでチャーハンに)

お稲荷さん用の油揚げを煮たものを冷凍(おうどん食べる時)

小松菜もさっと茹でて冷凍(これ、お味噌汁に最適らしい)

 

昨夜の我が家の夕食

(ほうれん草の白和、油揚げ焼き、トマトサラダ、カブのお味噌汁、チリメンジャコの佃煮)

    

        

 

 

 

 



 

 

一年は長いか?短いか?

NHKラジオの「古典講読」、今春からは「歌と歴史でたどる『万葉集』」です。

昨年までは「王朝日記の世界」でした。最後になった「紫式部日記」は大変興味深く聴きました。

紫式部がすごく身近な女性のように感じることもありました。島内景二先生の講義でした。

一年かけて「万葉集」の講義が、自宅で!好きな時に!聴けるとは、素晴らしいです。

私は聴き逃しで聴きます。

今、(1)から(7)まで聴きました。

そろそろ柿本人麻呂大伴家持の名前が出るようになっています。

ちょっとワクワクしています。

 

したがって、「万葉集」その物を手元に置いて聴きたくなっています。

ところがです。

私、数回かの断捨離で、学生さんの頃から持っていた「日本古典文学大系」(岩波書店)の「万葉集」を、どこかの段階で本棚から落としていたようです。

多分、後先を考えていなかったとしか言いようがありません。

すごく残念ですが、あの体系を引っ越しのたびに持って行くことはできません。

 

現在まで残しているのは5冊、「古今集」「新古今集」「古事記祝詞」「蕪村集一茶集」「風土記」、これだけです。

 

で、仕方がありません。

Amazonで検索して、この文庫にしました。

これを持って、8回からを聴かせてもらいます。

 

         

本来なら函館にはTSUTAYAがあるから、そこへ行ってちゃんと選択すべきものでしょうが、TSUTAYAに行きそびれています。

 

いつもながら加賀美幸子さんの朗読、余りに美しく、感服、聞き惚れます。

「王朝日記」の朗読の時より、少し声の調子も違っているみたいです。

長歌」でさえ、とても聴きやすいです。

 

大学生になった時の最初の古典の講義は「万葉集」でした。

先生の本、あれだけはずっと持っていたのですが、今回の引っ越しでさよならしました。

 

「30過ぎたら、あとは後ろを向いて生きるようになるだけさ」

イワン・カラマーゾフは確かこんなことを言ってましたね。

 

ドストエフスキーなら?

「人は理解を望んではいないのだよ。望むのは愛だけだ」

函館転居後、半月余り過ぎた頃から、夫が食後のお茶碗洗いを始めた。

う〜ん、まあいつまで続くか、放っておいた。

だが、律儀に?三度三度の食後のお茶碗洗いは続いている。

 

わりかし「丁寧にお洗いになる」ので、どちらかといえばめんどくさいというか、なんかやっぱA型はねえ〜と内心思ってる。

それに、台所の後片付けというのはお茶碗洗いだけでは完結しない。

多めに作ったポテトサラダの残りをタッパーに入れ替えて冷蔵庫へ、あるいは残った生姜のすりおろしはサランラップに包んで冷凍庫へ、まあ、細々とある。

ちなみに生姜のすりおろしを冷凍保存するというのは、ずっと昔タモリさんがどこかで言ってたから、以後そうしている。ちょこっと冷奴に使う時とか生姜焼きの足しになったりして、捨てないことはいいことだ。

あとタモリさんのレシピ「もやしのちょこっと炒め」、これも我が家ではメニューの一つになっている。

 

昨夜、洗ってる夫の傍で、片付け完結!すべく手伝いながら

「結構続いてるよね。信じがたい。大丈夫?」って言ったら、

ドストエフスキーなら、なんて言う?」ときた。

 

30秒は考えた。

「欺瞞だね」

・・・我ながら言い得て妙・・・

 

      

カラマーゾフの兄弟 中 」に入ってる。

この帯が金原ひとみさん。

『上巻読むのに4ヶ月。一気に3日で中下巻!』

これ、分かります。

下巻の終わり頃から、俄然興味深くなってくる。

しかしながらお布団の中で30分読めば眠りに入ってしまうから、私が中下巻を読了するのはいつのことやら。。。

 

上巻帯の

『東大教師が新入生にすすめる本 第1位!』

この不可解なキャッチコピーを私は納得するために読んでいるようなものだ。

 

 追記・タモリさんの「もやし炒め」(うろ覚えで、私流になってるかもしれないが、こんな感じ)

もやしのひげはちゃんと!取りましょう。

調味料は 鶏ガラスープの素顆粒を小さじ1くらい、お酒(大さじ1から2)、お醤油大さじ半分から1、これはみんな適当。

オリーブオイルかごま油でさっと炒めて、調味料を回しかけて、もうひと炒めして終わり。

くれぐれももやしのシャキット感が味噌。ご飯のおかずにはならないから、ビールのお供。

 

 

  

ママレモン・・・?

薪ストーブはご近所迷惑・・・

昨日、灯油タンクの設置(家横から家裏に)にM石油が来られた。

この灯油タンク、室内のFF暖房に自動で給油してくれる、北国では必須品?

480リットル入る。

これを一冬にどれくらい給油するのかは、過ごしてみなければわからない。

          

住宅街での薪ストーブ使用には、結構な配慮が必要になるらしい。

つまり、煙突の煙とか(上手に燃やせば、煙はほぼ出ない)、その匂いとか、そのあたりで、ご近所とのコミュニケーションは十分すぎるほど取っておくに越したことはない、そうだ。

ご近所の顔色を伺いながら、ストーブを燃やすというわけだ。

やれやれ、ほんとやれやれだ。

兼好法師とか鴨長明みたいに庵で過ごすならだけど、彼らも実のところはそれなりなんやかやあったはず・・・

 

午後までかかった。

「奥さん、ママレモンかしてください」と仕事士さんが言う。

えっ?ていう表情を私がしたらしく、

「台所洗剤を」と言い直された。

        これ、忘れてた・・・懐かしいかも

夕方に夫が駐車場に水を流していた。

「灯油がこぼれたらしくて、洗剤で流してたから」

上がってきた夫に

「ねえ、ママレモンて知ってる?」

「何だっけ、聞いたことあるなあ」

 

お仕事さんとのやりとりを夫に教えてあげた。

「僕らは確か、ママレモンだったけどなあ。あれ、いつころから見なくなったんだっけ」

 

確かに、母の台所にはママレモンでしたね。

今は何て言うんだろう。

キュキュット貸してください」「マジカ貸してください」

いや違うな。

今度からテレビドラマとか映画とかで台所が映ったら、どんな台所洗剤が映っているか、ポイントにしてみよう。

 

で、灯油タンクの設置が終わったから、家横に薪ストッカー3台設置完了した。

計10台のストッカーに、夫が作った薪棚1台、これでも足りないことは自明の理。

 

ほんとに、どの段階で、誰が、「薪ストーブを」って言ったんだろう。。。

「薪ストーブ、いいよね」なんて考えている人は、ちゃんと覚悟されたし!

羌かいを観に行くんだけど・・・

ングダム2 遙かなる大地」への予告2が出てますね。

予告1を見たとき、何だかちょっとさみしいな、ワクワクしないなあって思って、残念でした。。

予告2で、王毅将軍が「あなたずっと死地に立っているんですよ」のセリフが流れた時は、これだよ!って。

 

羌かいの清野菜名ちゃん、発表があったとき、うん、彼女なら透明感があって似合ってると、すごく納得したから、今回の予告で十分に満たされますね。

7月15日、初日を観にいきます。

 

河了貂の橋本環奈ちゃんは、前の時から大きくなったわけで、すごく綺麗なちょっと大人の女の子に写されていたのも満足。

     

いまいち心配といえば、清野菜名の羌かいの写真があんまりないんですよね。

多分、アクションが半端なく大変だったかもで、美しい立ち姿とか表情とかの写真どころの話ではないのかも。

 

でもって、主題歌がMr.Children「生きろ」なんだけれど。。。

こんなこと言っていいのかわかんないけど、違うかなあ〜〜〜

キングダム1の時のワンオク Wasted Nightsは、あれ以来、私は目覚ましはこの曲のままです。

 

NHKのアニメワールドをアマゾンプライムで3日遅れで見てます。

この間、成僑(ほんとは虫ヘンなんです)が死んでしまったです。

映画のキングダム2には本郷奏多くんは出番がないらしいけど。。。