NHKラジオの「古典講読」、今春からは「歌と歴史でたどる『万葉集』」です。
昨年までは「王朝日記の世界」でした。最後になった「紫式部日記」は大変興味深く聴きました。
紫式部がすごく身近な女性のように感じることもありました。島内景二先生の講義でした。
一年かけて「万葉集」の講義が、自宅で!好きな時に!聴けるとは、素晴らしいです。
私は聴き逃しで聴きます。
今、(1)から(7)まで聴きました。
そろそろ柿本人麻呂や大伴家持の名前が出るようになっています。
ちょっとワクワクしています。
したがって、「万葉集」その物を手元に置いて聴きたくなっています。
ところがです。
私、数回かの断捨離で、学生さんの頃から持っていた「日本古典文学大系」(岩波書店)の「万葉集」を、どこかの段階で本棚から落としていたようです。
多分、後先を考えていなかったとしか言いようがありません。
すごく残念ですが、あの体系を引っ越しのたびに持って行くことはできません。
現在まで残しているのは5冊、「古今集」「新古今集」「古事記祝詞」「蕪村集一茶集」「風土記」、これだけです。
で、仕方がありません。
Amazonで検索して、この文庫にしました。
これを持って、8回からを聴かせてもらいます。
本来なら函館にはTSUTAYAがあるから、そこへ行ってちゃんと選択すべきものでしょうが、TSUTAYAに行きそびれています。
いつもながら加賀美幸子さんの朗読、余りに美しく、感服、聞き惚れます。
「王朝日記」の朗読の時より、少し声の調子も違っているみたいです。
「長歌」でさえ、とても聴きやすいです。
大学生になった時の最初の古典の講義は「万葉集」でした。
先生の本、あれだけはずっと持っていたのですが、今回の引っ越しでさよならしました。
「30過ぎたら、あとは後ろを向いて生きるようになるだけさ」
イワン・カラマーゾフは確かこんなことを言ってましたね。