bull87’s blog

田舎の暮らし〜こんなふうです〜老後をお考えの方、参考に〜Iターンを選択肢に入れてる方、参考に〜なるンかなあ・・・

「違和感を手放さない」

「世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる」

岩波ブックレット NO.1076 大門正克 著 2023 3/7発行)

朝日新聞の書評欄で紹介されていた本だ。

「私たちが生きる生活世界を世界の片隅ととらえ、そのもとに憲法をたぐるよせる試みである。」(はじめに、から)

目次からみても分かるように、日本国憲法は私たちの生活の諸所の場面でじっと息を潜めている。

変な言い方なんだろうけど、読み終わって、憲法は私たちを「見守っている」んだと思うようになった。

     

   

「違和感を手放さない」

〜自分たちの経験にこだわり(時玉)、教えてきた歴史を問い直したように(岩井)、違和感を手放さなかった夜間中学の教室が大きな意味をもった。夜間中学の教室は、東アジアでの緊張緩和を背景にした、戦後の朝鮮半島と日本の分断を乗り越えるローカルなとりくみと位置づけることができるだろう。(p14)

 

日々を生き、戦争に対峙し、ふみとどまるためには、くらしのなかの違和感を手放さないことが肝要だと、小原の実戦は教えてくれている。(p32)

 

青山透子さんの新著「日航123便墜落事件 JAL裁判」河出書房新社2022年11月発行)

この本を読み始める前に、「世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる」を読んだのが、私にとってすごくありがたかった。

裁判に関しての記述を丁寧に読んでいくことができそうだ(まだ読み中)。

 

「違和感」、ここから青山さんの37年に及ぶ旅(本当は闘いなんだろうけど・・)も始まっている。

 

   

日常のある日、突然に喪失感に放り投げ出された人、あるいは、自分を取り囲む違和感に気づいてしまった人がいる。

これは他人事ではない。

だっていつ何時、自分がその当事者になっても、なんら不思議はないのだ。

それに多分、ほとんどの人が違和感を感じながらも日常を過ごしているんじゃないか。

見て見ぬふりをしている自分もいる。

 

それにしても、中曽根政権、安倍政権、長期政権はやはり良くないんだなと、改めて思う。

それに近頃じゃあ、永田町にいる人たちは「みんなの日常世界」からどんどん取り残されていっているんじゃないのか。

そのことに気づいていないのだろうか?

(永田町に長くいる人たち、お顔が爬虫類に似てくるんだよね(私個人の感想です)。

あれ?爬虫類はなんも悪くないよ。爬虫類に似ていく人が怖いのよね。)