「世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる」 (岩波ブックレット NO.1076 大門正克 著 2023 3/7発行) 朝日新聞の書評欄で紹介されていた本だ。 「私たちが生きる生活世界を世界の片隅ととらえ、そのもとに憲法をたぐるよせる試みである。」(はじめに、から…
「日航機墜落事件」「JAL墜落事件」 「事件」を「事故」にして騙し続ける正体の輪郭に近づいていくのがわかる。 「貴方は本当の事実がわかった時、それを書くつもりか」と聞かれた。 私は逆にその真意をはかりかねたのだが、当然そのつもりだと答えた。あれ…
なんか変だよね・・・ 近々の事故のニュースを見ながら、私がこう口にした時、夫は言った。 「昔、日航機墜落事故ってあったでしょ。 何年か前、あの事故について書いた本を読んだ。 日航の乗務員だった人が、ずっと調べて書いた本だよ。 あの本を読むと、あ…
函館市に住み始めてから、ちょうど1年目 お天気はいいけれど、外気温は11度。 ハナミズキの花芽が、やっとこさここまできたが、5月にならないと咲いてくれないと思う。確実に1ヶ月は遅い。 長い冬を過ごして、なんとなく住み心地?そんなこんなの感覚がつか…
近所の美味しいもの 函館での長い冬のことを考えて、一年前の今頃、生協さんの宅配を申し込んだ。 玉ねぎとかジャガイモとか牛乳、卵、お米、調味料、ビール、そんなこんなの重いものは生協で宅配してもらっている。 で、あの膨大なチラシの全部を丁寧に見る…
「戦争」というより心の純潔の話のような。。 2023年2月25日発行。 中央図書館の新刊本コーナーを通りかかって、やっぱり、この題名と装丁には引き寄せられた。 ガーディアン誌の「現代アフリカ文学のベスト10」の1冊に選ばれた、とある。 訳者の粟飯原文子…
いよいよ庭仕事笑(そんなに大層な。。どれほどの庭?) 庭に少し低くなった所がある。 水はけを考えたら、ここはなんとかしておきたい。 玉砂利をどかして5センチ程度、土を入れて高くしてから、また玉砂利を敷いておく、というのが私の考え。 で、今日と明…
男子パンツをエプロンにしちゃった 雨続きなもので、夫は自分で自分の冬物の片付けをした。 処分品が重ねて置いてあった。 「えっ、このパンツ、捨てるの?」 「これ、○○が赤ちゃんの時、みんなで隠岐に行くからって買ったんだよ。もう4年生だろう?十分働…
又吉直樹「人間」 函館市くらいの街になると、何かと便利である。 (そりゃあ、あなたが一年前まで住んでいた中国山地の山の中に比べたら当然) 近くの交流センターの図書コーナーに本を返しに行けば、 あらまあ・・「次にこれをお読みなさい」とばかりに、…
あれもこれもと忙しい?のに、読んじゃった、です。 大谷さん、見ないといけないでしょ 藤井聡太さんと羽生善治さんの王将戦、見ないといけないでしょ (こういうのは、ホントは忙しいって、言わない、です。) 又吉直樹 「劇場」 先日お散歩がてら本屋さん…
「高揚した雰囲気」 平成22年11月発行なので、多分、奈良時代に関しての最新情報?が教えてもらえるんじゃないでしょうか。 函館中央図書館で見つけましたた。あと3冊、平城京関係を借りた。 「はじめに」で、吉村武彦先生は述べられている。 今日は、当時…
ああ、春物のブラウス。。。 朝の外気温がマイナスの日は続くものの、日差しが春めいて長く伸びています。 このブラウスはHUMAN WOMAN、確か2年前、うん?3年になるか、ZOZOTOWNで値下げ品を買っておいたものです。 ネイビーか白の、同じくHUMAN WOMANのスタ…
「悽惆の意(せいちゅうのこころ)ー詩の頂点」(山本健吉「大伴家持」) 家持が柿本人麻呂に触れたところ、見つかりました。(ああ、スッキリした) 「万葉集」巻17・3969 越中国守として赴任中、掾(じょう)であった大伴池主との書簡でのやり取りにあった…
大伴家持の憂鬱 持統10年(696)太政大臣高市皇子死去、柿本人麻呂の長歌の中で最も長い「高市皇子挽歌」、この後官僚の大異動、藤原不比等(38歳)、持統朝の五大夫として政治の中枢に進出 (壬申の乱の時は不比等14歳)。 で、ですね〜 文武元年(697)持…
NHKラジオ「古典購読 『歌と歴史でたどる万葉集』」 先週18日で45回目を終わった。 4、5回前から大伴家持を中心に据えて、お話が進んでいる。 1年間のお話が終わりに近づいている。 柿本人麻呂に始まって、大伴家持で終わると、私の中の万葉集は勝手にそう…
2月18日、今朝7時の函館外気温0度! 今期、初めて外気温がマイナスでない朝になった。 函館で初冬を過ごす私には、これは記念日としよう。 昨日から不意に!ほんとに不意に! 日差しが明るく、長く伸びて室内に入ってきているのを感じた。 確実に春が来てい…
なまタラの身って、はかない感じ 須田剋太画伯の中では、アラン島と礼文島は哲学用語なのだ、と司馬遼太郎は書いた。 NHKラジオ深夜便で「日本列島くらしのたより」というコーナーがある。 礼文島からのお便りが特に好きなのだけれど、いい加減な性格なもの…
映画「イニシェリン島の精霊」と司馬遼太郎の「愛蘭土紀行」 映画の感想で、司馬遼太郎の「愛蘭土紀行」のことを書いた時、 須田剋太画伯のことを「この旅を共にした」と書いてしまった。 私の司馬遼太郎さんの本は付箋だらけ。比喩表現とか、いろんなことに…
雪の後始末 この三日ほどお日様が当たっているが、まだこれから降るやも知れず、第2ラウンドへの準備はしておかなければならない。 何しろ12月早々に積もり始めてから、一旦はおさまったかと思いきや、12月半ばからここに至るまで、ほぼ雪! 毎朝スマホで外…
イニシェリン島の精霊 司馬遼太郎の『街道をゆく』の「愛蘭土紀行」、これは2巻になっているが、それを思い出した。 映画の撮影はゴールウェイに向かって「ワニのように口を開けた」湾に浮かぶアラン諸島の一番西側のイニシュモア島で行われたという。 otoc…
久々の東京の映画館 函館便は夕方で、天王洲アイルのインドカレーのお店でお昼の待ち合わせだったから、映画を見ることになった。 朝イチでしか観られないから、有楽町のヒューマントラストシネマで9:35の回があるインド映画「エンドロールのつづき」。 「ダ…
母と子の距離感が、居心地悪いような 昨日「本心」を読み終えた。 途中でちょっとダレる?私にとってはそんな感じがあって、4、5日かけた。 (「ある男」は1日で読んでしまった・・・) 7 2021年の本だけど、2023年になった今、この本に書かれてることは現…
北海道の雪はやっぱり別格だった 18歳まで函館で暮らした夫曰く「こんなに降ったかなあ〜」。 子どもの時のことは忘れちゃうのよね笑 例年の2倍の降雪量だそうだ。 しかも12月早々から続いている。 私が持っているウインターブーツはKEENのウオータープルー…
小川洋子さん「小箱」 昔々に読んだ「博士の愛した数式」、先々月に読んだ「約束された移動」、この2冊しか小川洋子さんの本は読んだことがなく、この「小箱」は3冊目になる。 読み始めて20ページもいかないうちに、「ああ、読んではいけない」って閉じた…
昨夜のBSフジ プライムニュースは先﨑彰容先生のご出演 お風呂タイムを後にして、ついつい聴いてしまったね。 感想 「この年代の人たちはお勉強が忙しくて、いろんなこと、話してあげる人たちがいなかったんだなあ」 野田佳彦元首相の、衆院本会議での安倍元…
長い旅だった・・・(大袈裟かもね笑) 読み始めてから、1ヶ月以上かかった。 他の本も同時に読みながらだったけれど、大切に、大切に読んだつもりだ。 そうして、いい旅だった、と、この重量たっぷり(とにかく重いに尽きる)の本を閉じた。 解説で中西進…
北海道の冬暮らしは、今のところ、楽しみかも・・・ 11月に入ってからは、近くのガソスタからにぎやかな音がしています。 みなさん、タイヤ交換なんですね。 我が家はまだ交換してません。来週かな? 朝方の室内気温が20度くらいだと、とりあえずはFF暖房で…
NHKラジオ「古典講読 万葉集」27回 (もうこの講読は30回くらいになっているはずだが、私は聴き逃しで聞いているから遅れている。この聴き逃しには期限があるから焦るってこのブログに書いたら、親切な方が「『らくらじ』で保存できるよ」と教えてくださった…
「〜万葉集巻1、巻2の終わりが、共に志貴皇子関連の歌で終わっていたのかもしれない〜」 NHKラジオ「古典購読」の「万葉集」25は「志貴皇子とその周辺」のお話で、鉄野昌弘先生はこう仰った。 う〜ん、やっぱり「万葉集」は上質なミステリだと、私はいたく…
今夜あたりは薪ストーブの出番・・・ 函館の秋は、もっと庭の片付けが早いんだろうと想像していたけれど、意外に夏の残りの花が頑張ってくれている。 メランポジウムはさすがに片付けたが、ブルーサルビアがこんなに長くしっかり咲いているとは! 金蓮花は夏…